＜三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報◇6日◇太平洋クラブ御殿場コース・静岡県（7,262ヤード・パー70）＞

松山英樹が、約1年ぶりに日本ツアーに帰ってきた。松山が日本でトーナメントに出場するのは、昨年の「ダンロップフェニックストーナメント」以来およそ1年ぶり。本大会では2011年にアマチュア優勝を飾っており、16年に大会2勝目を決めて以来の出場となる。

【関連写真】宮里優作との練習ラウンドは終始リラックスムード

松山が不在としていた今シーズンは、賞金ランク1位の今平周吾をはじめ、今季ツアー初優勝を挙げた星野陸也、出水田大二郎、稲森佑貴など20代の若手選手の活躍が目立つ。「20代前半から中盤の選手が頑張っているので、今週はしっかりとそういう部分を見たい」と、国内ツアーの精鋭たちとのプレーも楽しみにしている。

練習日のこの日は、同じ東北福祉大出身の宮里優作らとラウンド。楽しげな笑顔を見せながらも、自身が全面改修の監修を務めた新コースの感触をしっかりと確かめた。16年大会では、トータル23アンダーのぶっちぎり優勝を決めたが、今年は全面改修でパー72からパー70へと変更。「前回は23アンダーなので、それだけでも単純計算で15アンダーまで落ちることになる。伸びなくなるとしんどい戦いになると思うので、ひとつの目安は15アンダーくらい」と警戒しつつも、見据えるのは大会3勝目。

「（日本の試合は）年間2試合が精一杯。その中でいいプレーを見せて、もっと応援されるようなプレーヤーになりたい。優勝したら結果で応えられると思うので、それを目指して頑張るだけ」。日本のファンに直接活躍を見せる数少ない機会で、存分に“世界のヒデキ”の存在感を示したい。