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日程 2018年11月1日-11月4日賞金総額

S・ノリスと片岡大育、対照的な2人の熱戦 アジアンツアーからの新鋭も台頭【ツアーの深層】

S・ノリスと片岡大育、対照的な2人の熱戦 アジアンツアーからの新鋭も台頭【ツアーの深層】

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年11月7日 14時59分

■片岡は1打差で惜敗も、ショットの精度はピカイチ

飛距離が出るノリスと対照的に、ショートゲームで力を見せたのが片岡。3日間での平均飛距離は277.65ヤード(60位)と突出しているわけではないが、平均パット数が1.6098回(2位)、パーオン率が75.93%(9位タイ)、フェアウェイキープ率が69.05%(12位タイ)と精度の高さがうかがえる。「ユーティリティーの精度の高さなどは、改めてすごいと感じました。最終日も難易度が一番高い16番パー3で、あれだけ狭いターゲットに向けて打ち抜けたのは素晴らしい」。最終日の16番(213ヤード)は、厳しい傾斜が複雑にうねる左奥にピン位置が切られており、このホールでスコアを崩す選手が続出したが、片岡はここでユーティリティーを握ってパーセーブ。「海外で戦ってきた成果が、こういうタフなコースで出ていたと思います」。

■期待大の若手・比嘉一貴が出した“ベストなチョイス”

今季アジア、欧州ツアーを回って技術を磨いてきた片岡だが、もう一人、アジアで腕を磨いてきた選手が活躍を見せた。トータル8アンダー・9位タイに入った比嘉一貴だ。今季はアジアンツアーの下部ツアーADTツアーを主戦場として、国内ツアーには主催者推薦などでスポット参戦。推薦で参戦した「ブリヂストンオープン」で9位タイに入り、トップ10の資格で翌週の「マイナビABCチャンピオンシップ」出場権を獲得。さらにマイナビでも6位タイに入って本大会への出場を決めた。

そして、本大会での9位タイと3試合連続でトップ10入りを果たし、「三井住友VISA太平洋マスターズ」の出場権もつかんだが、悩んだ末に同大会はADTツアーで賞金シードを獲るために欠場を決めた。年内では、国内ツアーでは出場できる試合は今のところ決まっていない。「ADTを選んだチョイスは、正解だと思います。同じ東北福祉大学出身の松山英樹選手を追ってプロになった。世界で戦う夢を持ちながら、日本でも戦っていくスタンスでいいと思います。自分の力で勝ち上がっていて、実力のある選手。11月のカシオワールドオープンに出て、そこで優勝して日本シリーズに出たらすごく面白いですよね。そういう期待ができる選手が出てきたのは、本当にうれしいです」。

翌年の賞金シード獲得ラインは、賞金ランク65位まで。昨年実績で、おおよそ1400万円がボーダーラインとみられているが、本大会を終えて比嘉の獲得賞金は1400万円を突破。来季はシード選手として、日亜両ツアーで活躍する姿が見られるかもしれない。
日程 2018年11月1日-11月4日賞金総額

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