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新装コースで分かれた明暗 プレースタイルがはまった額賀辰徳、苦戦した松山英樹と石川遼【ツアーの深層】

新装コースで分かれた明暗 プレースタイルがはまった額賀辰徳、苦戦した松山英樹と石川遼【ツアーの深層】

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年11月13日 12時05分

46位で大会を終えた松山英樹 持ち味の正確なショットは鳴りを潜めた
46位で大会を終えた松山英樹 持ち味の正確なショットは鳴りを潜めた (撮影:佐々木啓)
今年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」は、ツアー屈指の飛ばし屋・額賀辰徳のツアー初優勝で幕を閉じた。本大会会場の太平洋クラブ御殿場コースは、世界の名門コースを手がけてきたリース・ジョーンズ氏を改修責任者に迎え、全面改修が行われた。本大会に2年ぶりに参戦した松山英樹も監修に加わり、2ホールがパー5からパー4になったり、バンカーが見直されたりと、よりハザードが効いた戦略性の求められる新コースとして生まれ変わった。JGTOのコースセッティング・アドバイザーを務める田島創志が、ツアーの深層を語る。

【写真】ジュニア2人とともに初優勝を喜ぶ額賀辰徳

■新装コースがピタリとはまった額賀辰徳

「改修されてフェアウェイが広がったところもありますが、一方で、ホールロケーションで狙う場所は狭くなったので、フェアウェイのポジショニングがより重要になりました」と田島は語る。加えて、今年はティショット地点にガードバンカーが新設されたりとハザードが効いているため、今まで漠然と“あの辺を超えればいい”と打てていたものが、よりフェアウェイの狙う場所を意識させる作りとなった。「ショット力が必要になる反面、狙う場所がはっきりしている」と語ったが、この新装コースが額賀にピタリとはまった。

本大会には6度目の参戦となるが、自身でも「いい印象はなかった」と口にしたとおり、昨年までで最高順位は2016年の43位タイ。これまで本大会で目立った成績を残すことはなかったが、コース改修が行われた今年は見事に攻略。その要因のひとつとして、「ドライバーを気持ちよく打てているからかもしれない」と語った額賀。

同会場は、これまでIP(ティショットの落下地点の設定距離)が250ヤードとなっていたが、改修を経て280ヤードに変更された。「ここは飛距離の出る選手がアドバンテージを持つコースだと思います。IPが280に変更されたことで、それがさらに生かされる形になったのも大きい。距離の出ない選手は、相当にキツくなったはずです」と、稀代の飛ばし屋にとっては好条件。300ヤード超えの飛距離に加え、3日間通してパーオン率72.22%と抜群のショットの精度も披露した。7262ヤード・パー70と距離が比較的長く、よりショットの精度が求められるコースで、持ち前のビッグドライブを武器に、グリーンを狙うショットでも強みを存分に発揮した。

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