＜ダンロップフェニックストーナメント 事前情報◇14日◇フェニックスカントリークラブ・宮崎県（7027ヤード・パー71）＞

練習場での遭遇。プロゴルファーにとっては当然ながら、ドライビングレンジは練習をする場と同時に、重要な情報交換の場でもある。「ダンロップフェニックス」開幕前日。プロアマ戦を終えて練習に打ち込む松山英樹と、開幕前日の練習に訪れたジャンボこと尾崎将司が、言葉を交わした。

【写真】練習場での一幕　石川＆ジャンボ編

ジャンボのもとに挨拶に訪れた松山に対し、「イマイチだな。まあ、そんなときもあるよ」と、今年いまだ未勝利の松山にねぎらいともとれる言葉をかけたジャンボ。「1年ぶりに会ったよ。ああいう選手が5人くらいいるといいのにな」と、馬力のある選手が好きなジャンボらしく、松山クラスの選手が出現することに期待を寄せていた。

300ヤードを軽く超えるドライバーショットを武器にし、先週優勝した額賀辰徳についても、「やっぱり体は大事だな。体が大きくないとな。やっぱり見た目は大事だ」と、183センチの額賀のパワーがようやく開花したことにも言及し、笑みを見せた。

同じく練習場でドライバーの調整に励む石川遼に近づいてドライバーをのぞき込み、上井邦浩にも熱心にアドバイスを送るなど、若手・中堅・ベテラン問わず、いまだに大きな影響力を誇るジャンボ。あすはそのプレーで存在感を見せつけてほしい。