＜カシオワールドオープン 3日目◇24日◇Kochi黒潮カントリークラブ・高知県（7335ヤード・パー72）＞

池ポチャのダブルボギーや、2mのイーグル逃し。終わってみればパープレーも、石川遼は「かなり良くなったなという感じがします」と上昇の気配を強調した。

首位に立ったのは躍動するようなスイングが特徴のこの人【大会フォトギャラリー】

第2ラウンド終了後、「ドライバー、アイアンの切り返しがふわっとしてしまった。よく予選を通ったなと思います」と話していた石川。そんな悪い状態は、昨日のラウンド後に修正できたという。「昨日のようになることは今日はほとんど無かった。数回あったくらい。昨日はほとんど悪いスイングだった。かなり良くなっている」。特に後半は「昨日の手応えのあった練習場よりも、さらに良い感覚。この繰り返しでもっと良くしていけると思う」と納得のいくものになりつつある。

トータル1アンダー。順位は44位タイに後退し、最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ 」への出場は厳しくなったが、「ドライバーも今日のほうが振れていた。そういうところに注目してやりたい。いい感じにはできているし、後半良くなったのは明日にもつながると思います」と自身の状態を話し、残り18ホールに集中する気持ちを示した。（文・秋田義和）