＜ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前情報◇27日◇東京よみうりカントリークラブ・東京都（7023ヤード・パー70）＞

米ツアーを主戦場とする小平智が、日本のエリートフィールドに今年も参戦する。今年4月の米ツアー「RBCヘリテイジ」優勝の資格により6年連続で出場。昨年は賞金ランク1位で本大会を迎えたが、宮里優作が優勝したことで、賞金王の座を逆転で逃した苦い思い出も。「悔しい思いしかしていない。でも、ここでの成績は悪くないので、今年をいい締めくくりにしたいなと思っている」と活躍を目指す。

厳しい表情で調整に励む石川遼【練習日フォト】

先週は谷原秀人とペアを組み、国別対抗戦「ISPSハンダワールドカップ・オブ・ゴルフ」に参戦。「成績はよくなかったので悔しいですが、成績以上に感触がよかったので、今回は期待できるんじゃないかなと思います」と、持ち前の「思い切りのいいゴルフ」で日本のファンを大いに賑わせる。

加えて、注目が集まるのが初日の組み合わせ。本大会へは今季のツアー優勝者、賞金ランク上位者など30人が出場。初日の組み合わせは賞金ランク順で決められていくが、今年は石川遼と同組に。当然記者たちはお互いの印象を聞きたいところだが、「日本に帰ってきて、遼との組み合わせが多いんですよ。これで3試合目（笑）」と苦笑い。4月の「中日クラウンズ」、9月の「トップ杯東海クラシック」でもともに回った。これに関しては石川も、「今回は偶然ですから、すごく嬉しいですね」と楽しみにしている様子。「遼は選手会長として1年戦ってきて、JTにも出られているのですごい。楽しく2人でやれたらと思う」（小平）と、2人の激闘が期待できそうだ。