それでも「緊張状態のなか、あれだけいいパットが打てたのは自信になった。これで優勝できていたらよかったけど、その可能性を感じさせるパットを打てたこと、そのプロセスが大事。ここ1、2カ月でよくなっているのを実感した」と、その口から泣き言が出ることは決してなかった。
優勝した小平については、「最終18番で、自分はあまり良くない位置からのパットになったけど、小平さんは最高のショットからパーを奪った。最後の底力を感じた。僕の方が一杯一杯でしたね」と話し、そして賛えた。「この結果を『勝ったから嬉しい、負けたから悔しい』だけで片づけたくない。内容をしっかりと見て、次につなげていきたい」。惜しくも最終戦での劇的な復活優勝はならなかったが、その視線はすでに来季へと向いている。(文・間宮輝憲)
優勝した小平については、「最終18番で、自分はあまり良くない位置からのパットになったけど、小平さんは最高のショットからパーを奪った。最後の底力を感じた。僕の方が一杯一杯でしたね」と話し、そして賛えた。「この結果を『勝ったから嬉しい、負けたから悔しい』だけで片づけたくない。内容をしっかりと見て、次につなげていきたい」。惜しくも最終戦での劇的な復活優勝はならなかったが、その視線はすでに来季へと向いている。(文・間宮輝憲)