<ゴルフ日本シリーズJTカップ 最終日◇2日◇東京よみうりカントリークラブ・東京都(7023ヤード・パー70)>
ツアー通算3勝を誇る今平周吾が、自身初の賞金王に輝いた。今シーズンは「ブリヂストンオープン」の1勝にとどまったが、24試合に参戦してトップ10入りは14回。常に上位に名を連ねてきた今平が、後続に約3517万円の差をつけて賞金王の座を射止めた。「まだ実感がないので、日が経てば実感がわいてくるんじゃないかと思う。賞金王はトップ選手がなるものだと思っていた。すごく嬉しい」と、笑顔を見せながらも普段と変わらず淡々と語った。
祝・賞金王! 美人フィアンセの菜々恵さんもニッコリ【写真】
他の選手に今平の強さを聞くと、よく耳にするのが“スキのなさ”。今季のスタッツを見れば、平均パット数1位(1.7333回)、パーオン率4位(69.48%)、トータルドライビング7位(ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率をポイント換算した、ドライバーのうまさを表す指標)と安定した数字を誇る。
「総合力が高く、僕が今までやった選手のなかでもずば抜けている」と語ったのは、今平のエースキャディの柏木一了氏。以前はベテランの谷口徹などにも帯同していた柏木キャディから見ても、今平の安定感には驚かされる。「中でもミート率に関しては、こんなに芯に当てる選手はいない。練習場で打ったクラブのフェースとソールを見ているけど、水で軽く洗った後、土がはまっているところが芯しかない」。今季の平均パット数1位というのも、その正確なショットがあってこそ。「勝てないほうがおかしい。そこをどうするかは、これからの課題」と語る。「目標は、マスターズもそうだけど東京五輪に出ること。そのためには松山英樹選手、小平智選手を抜くしかない、と今年の春先にメッセージでやりとりをしていた」(柏木キャディ)と、日の丸を背負って戦うためにも日本一を目指す。
「ゴルフを始めたときから身長が小さくて、飛距離もハンデだと思ってやってきた。こうやって賞金王になれて、ゴルフに体格は関係ないんだなと感じられた」と、身長165センチ、“史上最小”の賞金王は堂々とした姿を見せる。賞金王の肩書きを背負い、ツアーを代表する大きな存在としてさらなる飛躍を目指す。(文・谷口愛純)
ツアー通算3勝を誇る今平周吾が、自身初の賞金王に輝いた。今シーズンは「ブリヂストンオープン」の1勝にとどまったが、24試合に参戦してトップ10入りは14回。常に上位に名を連ねてきた今平が、後続に約3517万円の差をつけて賞金王の座を射止めた。「まだ実感がないので、日が経てば実感がわいてくるんじゃないかと思う。賞金王はトップ選手がなるものだと思っていた。すごく嬉しい」と、笑顔を見せながらも普段と変わらず淡々と語った。
祝・賞金王! 美人フィアンセの菜々恵さんもニッコリ【写真】
他の選手に今平の強さを聞くと、よく耳にするのが“スキのなさ”。今季のスタッツを見れば、平均パット数1位(1.7333回)、パーオン率4位(69.48%)、トータルドライビング7位(ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率をポイント換算した、ドライバーのうまさを表す指標)と安定した数字を誇る。
「総合力が高く、僕が今までやった選手のなかでもずば抜けている」と語ったのは、今平のエースキャディの柏木一了氏。以前はベテランの谷口徹などにも帯同していた柏木キャディから見ても、今平の安定感には驚かされる。「中でもミート率に関しては、こんなに芯に当てる選手はいない。練習場で打ったクラブのフェースとソールを見ているけど、水で軽く洗った後、土がはまっているところが芯しかない」。今季の平均パット数1位というのも、その正確なショットがあってこそ。「勝てないほうがおかしい。そこをどうするかは、これからの課題」と語る。「目標は、マスターズもそうだけど東京五輪に出ること。そのためには松山英樹選手、小平智選手を抜くしかない、と今年の春先にメッセージでやりとりをしていた」(柏木キャディ)と、日の丸を背負って戦うためにも日本一を目指す。
「ゴルフを始めたときから身長が小さくて、飛距離もハンデだと思ってやってきた。こうやって賞金王になれて、ゴルフに体格は関係ないんだなと感じられた」と、身長165センチ、“史上最小”の賞金王は堂々とした姿を見せる。賞金王の肩書きを背負い、ツアーを代表する大きな存在としてさらなる飛躍を目指す。(文・谷口愛純)