今季5月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で、悲願のツアー初優勝を挙げた市原弘大。11月には「ダンロップフェニックストーナメント」で早くも2勝目を達成し、飛躍の1年となった。そんな勢いのある市原のスイングを、原江里菜、福田真未らを指導する森守洋コーチが解説する。
切り返しでパワーを生み出す! 市原弘大のスイング【連続写真】
意外にも「実は、ちょっとアマチュア選手にありがちなトップなんです」という市原のスイング。「体を回しているんですが、骨盤も一緒に回っているので上半身と下半身の捻転差が、ありそうで少ないんです」と、バックスイングは力感がないように見える。しかし「ここからがすごい」と市原のプロ技は切り返しから現れる。
上半身と下半身の「ねじれ」が少ないトップ【スイング写真】
注目したいのが、切り返しでの手元の高さ。「切り返しでまったく手元を落としてこない。捻転差があまりないトップから、手元を下ろさずに旋回していくことで、ここで捻転差をつくっているんです」。通常、バックスイングで上半身と下半身の「ねじれ」を作ってパワーを生み出すが、市原の場合はトップではこの差があまりない。代わりに、切り返しで体を旋回させながら、手元を上に残すことでねじれを作る。「インパクトあたりからは、他の選手と同じなんです。まさにプロ技。切り返しの素晴らしさで動きを作っているプレーヤーですね」。
切り返しでは、手元を上にキープしたまま「ねじれ」をつくる【スイング写真】
切り返しでパワーを生み出す! 市原弘大のスイング【連続写真】
意外にも「実は、ちょっとアマチュア選手にありがちなトップなんです」という市原のスイング。「体を回しているんですが、骨盤も一緒に回っているので上半身と下半身の捻転差が、ありそうで少ないんです」と、バックスイングは力感がないように見える。しかし「ここからがすごい」と市原のプロ技は切り返しから現れる。
上半身と下半身の「ねじれ」が少ないトップ【スイング写真】
注目したいのが、切り返しでの手元の高さ。「切り返しでまったく手元を落としてこない。捻転差があまりないトップから、手元を下ろさずに旋回していくことで、ここで捻転差をつくっているんです」。通常、バックスイングで上半身と下半身の「ねじれ」を作ってパワーを生み出すが、市原の場合はトップではこの差があまりない。代わりに、切り返しで体を旋回させながら、手元を上に残すことでねじれを作る。「インパクトあたりからは、他の選手と同じなんです。まさにプロ技。切り返しの素晴らしさで動きを作っているプレーヤーですね」。
切り返しでは、手元を上にキープしたまま「ねじれ」をつくる【スイング写真】