＜東建ホームメイトカップ 2日目◇19日◇東建多度カントリークラブ・名古屋（三重県）◇7081ヤード・パー71＞

体調が万全でないながらも、なんとか初日を完走したジャンボこと尾崎将司。ファンの拍手に見送られて第2ラウンドをスタートしたが、この日はハーフラウンドを終えた時点で、腰痛のため棄権した。最後まで観客を楽しませることはできなかったが、若手に与えた影響は大きい。

ちょっと見づらいですが…　レジェンドとしっかりグータッチ【LIVEフォト】

ジャンボと2日間をともにした堀川未来夢は、「昨日ワンラウンド見てもらって、終わった後にパットに関していいアドバイスを頂きました」と熟練の技を勉強。今週からエースパターを変更して調整中だったこともあり、レジェンドからの金言は大きかったようだ。気になる内容を聞いてみたが、「それは…結果が良くなってからお伝えします（笑）」と苦笑い。トータル3オーバー・101位タイで予選落ちとなったが、次戦以降が楽しみな2日間となった。

ジャンボからのアドバイスの他に、“収穫”がもうひとつ。同組のジャンボ、堀川、佐藤大平の3人全員がバーディを獲った12番・パー5で、まさかのジャンボとグータッチ。「キャディの憲さん（清水重憲キャディ）が、せっかくだからやろうって。手を出したら“今日はいっぱいでるぞ”って、優しく応えて下さった」と、キャディの勧めで思わず出した拳にジャンボが応えてくれたという。

残念ながら今回は一度で終わってしまったが、「ジャンボさんは特別なので記念になりました」と嬉しそうな笑顔を見せた。次にともにラウンドするときは、少しでも成長した姿を見せたいところ。ジャンボとのプレーが、若手の成功への背中を押したに違いない。（文・谷口愛純）