＜中日クラウンズ 事前情報◇30日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース（愛知県）◇6557ヤード・パー70＞

これまで数々の記録を打ち立て、平成のゴルフ界を彩ってきた石川遼。天皇陛下の即位30年を祝した宮中茶会に招待されるなど平成を代表するひとりとして注目を集めてきたが、いよいよ平成が終わりを告げて新たな元号に切り替わった。

やっぱり大人気！練習日からもみくちゃの石川遼【写真】

『令和』を迎えて石川がまず見据えるのは賞金王。「今年は賞金王になりたいのが第一歩。平成のときの自分の世界ランクも含めて自分が残してきたものを、令和という時代で塗り替えていきたい」と、ここからは自分との戦いになる。

その石川が“平成”で残してきた功績の中でも印象深い勝利のひとつが、2010年大会だ。首位と6打差から追いかけた最終日に12バーディ・ノーボギーの「58」をマーク。世界6大ツアーの当時最少ストローク記録を更新。半世紀を超える大会の歴史を塗り替えて、歴代史上最年少の18歳7ヵ月でのチャンピオンに輝いた。

本大会は『令和』初戦となると同時に、石川にとっては今シーズンの国内開幕戦。好相性の大会で、新時代へのスタートダッシュを切りたいところだ。