<中日クラウンズ 2日目◇3日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
「今年60回大会で、自分も60歳。推薦をいただいているけれど、そろそろ終わりにしようかと思っていた」。そんな言葉がこぼれるほど、ここ数年はトーナメントでの“喜び”から遠ざかっていた。
王貞治?じゃなくて虎さん!【写真】
レギュラーツアー5勝、明るいキャラクターで人気の芹澤信雄が股関節の痛みに悩まされ始めたのが5年前。股関節をかばうスイングが首にも影響し、「ここ5年はゴルフにならなかった」と痛みに耐える日々。「ゴルフのやりすぎですね。病院に行ったら『ちょっと休めば良いよ』といわれたけど、休めというのは引退するということ。ここがつらい」と悩んだが、昨年8月に人工股関節を入れる手術を決意。ジャック・ニクラスやトム・ワトソン(ともに米国)も施術しており、ツアーでプレーするには『今の状況なら、手術したほうがパフォーマンスが上がる』と、医者に勧められてのことだった。
10日間の入院を経て、4カ月後に軽いアプローチから再開。ラウンドを始めたのは1カ月ほど前からだった。本大会の推薦での出場を断念することも頭をよぎったが、回復が早かったこともあり出場を決意。不調の時期から比べてヘッドスピードも上がり、「シニアデビューしたころの雰囲気でスイングができている。若返ったかな」と順調に調子を上げている。
「ここは距離がすごく長いわけではないから勝負ができる」と臨み、初日にイーブンパー・23位タイ発進。7年ぶりのレギュラーツアー予選通過を目前に、緊張と興奮が入り交じる中で2日目をティオフ。2バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「74」でホールアウトしてトータル4オーバー・54位タイ。レギュラーツアーでは2012年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の週末を迎える。「あと2日間和合でプレーするのもつらいけどね(笑)」としながらも、「すごくうれしい!もうこういうドキドキはないかと思っていました」と、喜びをかみ締め、笑顔がはじけた。(文・谷口愛純)
「今年60回大会で、自分も60歳。推薦をいただいているけれど、そろそろ終わりにしようかと思っていた」。そんな言葉がこぼれるほど、ここ数年はトーナメントでの“喜び”から遠ざかっていた。
王貞治?じゃなくて虎さん!【写真】
レギュラーツアー5勝、明るいキャラクターで人気の芹澤信雄が股関節の痛みに悩まされ始めたのが5年前。股関節をかばうスイングが首にも影響し、「ここ5年はゴルフにならなかった」と痛みに耐える日々。「ゴルフのやりすぎですね。病院に行ったら『ちょっと休めば良いよ』といわれたけど、休めというのは引退するということ。ここがつらい」と悩んだが、昨年8月に人工股関節を入れる手術を決意。ジャック・ニクラスやトム・ワトソン(ともに米国)も施術しており、ツアーでプレーするには『今の状況なら、手術したほうがパフォーマンスが上がる』と、医者に勧められてのことだった。
10日間の入院を経て、4カ月後に軽いアプローチから再開。ラウンドを始めたのは1カ月ほど前からだった。本大会の推薦での出場を断念することも頭をよぎったが、回復が早かったこともあり出場を決意。不調の時期から比べてヘッドスピードも上がり、「シニアデビューしたころの雰囲気でスイングができている。若返ったかな」と順調に調子を上げている。
「ここは距離がすごく長いわけではないから勝負ができる」と臨み、初日にイーブンパー・23位タイ発進。7年ぶりのレギュラーツアー予選通過を目前に、緊張と興奮が入り交じる中で2日目をティオフ。2バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「74」でホールアウトしてトータル4オーバー・54位タイ。レギュラーツアーでは2012年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の週末を迎える。「あと2日間和合でプレーするのもつらいけどね(笑)」としながらも、「すごくうれしい!もうこういうドキドキはないかと思っていました」と、喜びをかみ締め、笑顔がはじけた。(文・谷口愛純)