＜中日クラウンズ 最終日◇5日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース（愛知県）◇6557ヤード・パー70＞

3年ぶりに挑んだ2度目の和合は、完全燃焼とはいかなかった。2日目に「66」をマークして8位タイで予選通過を果たすなど、プロの中で存在感を示したアマチュアの金谷拓実（東北福祉大）。3日目に「71」とスコアを伸ばせず、トータル3アンダー・12位タイ。巻き返しを図った最終日は、2バーディ・1ボギーの「69」でフィニッシュした。

金谷拓実のドライバースイング　2018年秋編【動画】

「今までドライバーを持っていなかったホールでドライバーを持ったり、しっかり状況を考えながらプレーしましたが、中々チャンスを見つけることができなかったし、パットも中々入れることができなかった」とトータル4アンダー・14位タイで大会を終えた。

本大会に出場するのは、予選落ちを喫した2016年以来2度目。今年はベストアマチュアに輝いたが、「すごくこれがよかったという手応えがなかった」と振り返る。悔しさが残る一方で、「これまでよりも手応えはなかったけど、その中でもある程度の位置で回れたのはよかったです」と成長を実感する部分もあった。

「いままで以上に声をかけられたり、たくさんの方が僕のプレーを見て下さった。これからもしっかり練習して、もっと強い選手になります」と気を引き締める。今のところ、次にレギュラーツアーで活躍が見られるのは10月の「日本オープン」となっているが、7月には「マスターズ」に続く今季2度目の海外メジャー「全英オープン」を控えるスーパーアマチュア・金谷。発展途上の期待の星から、今後もますます目が離せない。（文・谷口愛純）