昨年は出場試合の半数が予選落ちと不振の年だった。賞金ランキングは74位と、2000年から守ってきた賞金シードも失った。予選落ちが続く中、6月には視界がゆがみ、めまいに襲われるフィッシャー症候群を発症。治療薬もなく、完治するまでの明確な期間もわからない。1カ月ほどで完治したが、当時は歩くのもままならない中、ただじっとして治まるのを待つしかなかった。ディフェンディングチャンピオンとして臨むはずだった「ダンロップ・スリクソン福島オープン」も欠場するなど悔しい1年となった。
「去年はまったくうまくいくところがなく終わってしまったけど、30試合くらいのサイクルでみれば、好不調の浮き沈みは悪くないのかなと思う」と振り返る。不振の時期を払拭するかのごとく咲かせた勝利の大輪。勝利を見届けに来た芹澤や、応援にかけつけた家族たちを前に、お祭り男が満面の笑みで『令和』初戦を締めくくった。(文・谷口愛純)
「去年はまったくうまくいくところがなく終わってしまったけど、30試合くらいのサイクルでみれば、好不調の浮き沈みは悪くないのかなと思う」と振り返る。不振の時期を払拭するかのごとく咲かせた勝利の大輪。勝利を見届けに来た芹澤や、応援にかけつけた家族たちを前に、お祭り男が満面の笑みで『令和』初戦を締めくくった。(文・谷口愛純)