毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【〜全英への道〜ミズノオープン編】
佐々木啓カメラマンの写真で大会を振り返る【フォトギャラリー】
2位のチャン・キム(米国)に、わずか1打リードで迎えた18番。残り30cmのウィニングパットを決めると、優勝した池田勇太は両手を突き上げ、大きなアクションでその喜びを表現した。今季初優勝。さらにこの勝利で、今年7月に行われる「全英オープン」出場権も決定した。この後行われた会見で、「今年は(海外)メジャーに出ることができないかも、という寂しさはあった。ここで決めることができてハッピー」と語った池田にとって、二重の喜びをかみしめた瞬間だった。
すると、その光景をグリーン脇で見ていた正岡竜二らが、ペットボトル片手に池田のもとへ。池田にとって正岡は東北福祉大の先輩で、普段から親交の深い選手。その姿を見た池田は、「まじでやるの〜?」と笑顔を浮かべた次の瞬間…頭から水を浴びせられる手荒い祝福を受けた。
今回の1枚は、その時のもの。このウォーターシャワーのシーンを撮影した佐々木啓カメラマンは、「緊張から解き離れたれて、池田選手、気持ちよさそうでしたね」とシャッターを切った。
今大会で全英を決めた4人のうち、池田以外は海外勢。さらにトップ10を見ても11人中、日本勢は4人と外国選手の強さが目立った試合でもあった。そんななか、優勝の座を渡さなかった池田の姿を見て佐々木カメラマンは、「なにか日本勢としての意地のようなものを感じました。地元(千葉)も近いし、声援も多かったので、期するものもあったと思います」と言い、ツアー通算21勝目の実力者に拍手を送った。
佐々木啓カメラマンの写真で大会を振り返る【フォトギャラリー】
2位のチャン・キム(米国)に、わずか1打リードで迎えた18番。残り30cmのウィニングパットを決めると、優勝した池田勇太は両手を突き上げ、大きなアクションでその喜びを表現した。今季初優勝。さらにこの勝利で、今年7月に行われる「全英オープン」出場権も決定した。この後行われた会見で、「今年は(海外)メジャーに出ることができないかも、という寂しさはあった。ここで決めることができてハッピー」と語った池田にとって、二重の喜びをかみしめた瞬間だった。
すると、その光景をグリーン脇で見ていた正岡竜二らが、ペットボトル片手に池田のもとへ。池田にとって正岡は東北福祉大の先輩で、普段から親交の深い選手。その姿を見た池田は、「まじでやるの〜?」と笑顔を浮かべた次の瞬間…頭から水を浴びせられる手荒い祝福を受けた。
今回の1枚は、その時のもの。このウォーターシャワーのシーンを撮影した佐々木啓カメラマンは、「緊張から解き離れたれて、池田選手、気持ちよさそうでしたね」とシャッターを切った。
今大会で全英を決めた4人のうち、池田以外は海外勢。さらにトップ10を見ても11人中、日本勢は4人と外国選手の強さが目立った試合でもあった。そんななか、優勝の座を渡さなかった池田の姿を見て佐々木カメラマンは、「なにか日本勢としての意地のようなものを感じました。地元(千葉)も近いし、声援も多かったので、期するものもあったと思います」と言い、ツアー通算21勝目の実力者に拍手を送った。