＜長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ　初日＞◇22日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,115ヤード・パー72)

　北海道にあるザ・ノースカントリーゴルフクラブで開幕した、国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」。強い風に加え濃霧が発生する厳しいコンディションで幕を開けた今大会、全英オープンから帰国後ぶっつけ本番で今大会に挑んだ石川遼はショット、パット共に苦しみ、この日の天候を表すような苦しいゴルフで霧の中に迷い込んだ。

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　INスタートの石川は出だしの11番でセカンドをベタピンにつけバーディと幸先の良い立ち上がりを見せる。しかし、直後の12番でバンカーにつかまったティショットが目玉となりボギーを叩くと、続く13番パー5でもボギー、さらに16番、17番も連続ボギー。18番ティに来た時点で濃霧による視界不良で中断となり第1ラウンドを明日に持ち越したが、8ホールで4つのボギーを叩く乱調で3オーバーと出遅れた。

　「グリーンを狙うショット、カップを狙うパッティングに狂いがあった」サスペンデッド決定後の会見で反省を口にした石川だが、「まだ第1ラウンド終わっていないんで、悪いスタートとは思っていないです。良い意味でも悪い意味でもまだ何が起こるかわからない」と3オーバーで終えたこの8ホールを深刻にとらえてはいない。「残り28ホールでいくつバーディを獲っていけるか。良い準備をして18番のティショットを迎えたい」悪いリズムはサスペンデッドが断ち切ってくれた。後はもう一度新たな気持ちで18番からスタートするのみだ。

　なお、第1ラウンドの続きは23日(金)6時30分から再開される。