<長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ 最終日>◇25日◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(7,115ヤード・パー72)
「18番グリーンでの表彰式でお会いしたい」という一昨年から抱き続けた思いはまた来年に持ち越しとなった。北海道にあるザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催された、国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」の最終日。18位タイからスタートした石川遼は、スコアを1つ落とし28位タイフィニッシュ。イーグル数、バーディ数をポイント化し最も高ポイントを獲得した選手に贈られる長嶋茂雄賞も逃してしまった。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
ラウンド後の表情には疲労と思うようにプレーできなかった苛立ちが浮かんだ。出だし2番、3番と連続バーディを奪う最高のスタートを切ったものの後が続かない。9番パー5で3つ目のバーディを奪ったものの、ハーフターン後の10番、11番と連続でティショットをミスすると、13番パー5では勝負をかけ2オンを狙ったセカンドが池ポチャ。「あのショットが今週の僕を象徴している。“ここだ”っていう1打で流れをいい方向に変えられず、さらに悪くしてしまった」結局このホールダブルボギーを叩き優勝争いから脱落してしまった。
16番ホールからは大会名誉顧問の長嶋茂雄氏が観戦に訪れたが、17番ではセカンドでグリーンを外すと寄らず入らずのボギー。最終18番もボギーとミスターの前でいい所なし。トータル5アンダーで4日間を終えた。ホールアウト後は長嶋氏から「背が伸びた?」などと声をかけられ握手を交わしたが、昨年のような満面の笑みは見られずふがいないプレーに恐縮するばかり。1年ぶりの再会は少し悔しいものとなってしまった。
「納得いくように体が動かなかった。体力が今日まで続かなかったですね」アメリカ、日本、欧州と飛び回った連戦の疲れが終盤に来た。勝負どころではスコアを伸ばせない焦りからミスを連発。「上手くいく時は気持ちが先走っていても体が動いてくれたんですけど」神がかったような爆発力はなりを潜め、気持ちと体の歯車が最後まで噛み合うことはなかった。「良くなりつつはあります。来週に向けてスイングを作り直したいです」次戦はブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)との激闘が記憶に新しい「サン・クロレラ クラシック」。今週の悔しさは小樽の地での連覇で晴らしてみせる。
「18番グリーンでの表彰式でお会いしたい」という一昨年から抱き続けた思いはまた来年に持ち越しとなった。北海道にあるザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催された、国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」の最終日。18位タイからスタートした石川遼は、スコアを1つ落とし28位タイフィニッシュ。イーグル数、バーディ数をポイント化し最も高ポイントを獲得した選手に贈られる長嶋茂雄賞も逃してしまった。
「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る
ラウンド後の表情には疲労と思うようにプレーできなかった苛立ちが浮かんだ。出だし2番、3番と連続バーディを奪う最高のスタートを切ったものの後が続かない。9番パー5で3つ目のバーディを奪ったものの、ハーフターン後の10番、11番と連続でティショットをミスすると、13番パー5では勝負をかけ2オンを狙ったセカンドが池ポチャ。「あのショットが今週の僕を象徴している。“ここだ”っていう1打で流れをいい方向に変えられず、さらに悪くしてしまった」結局このホールダブルボギーを叩き優勝争いから脱落してしまった。
16番ホールからは大会名誉顧問の長嶋茂雄氏が観戦に訪れたが、17番ではセカンドでグリーンを外すと寄らず入らずのボギー。最終18番もボギーとミスターの前でいい所なし。トータル5アンダーで4日間を終えた。ホールアウト後は長嶋氏から「背が伸びた?」などと声をかけられ握手を交わしたが、昨年のような満面の笑みは見られずふがいないプレーに恐縮するばかり。1年ぶりの再会は少し悔しいものとなってしまった。
「納得いくように体が動かなかった。体力が今日まで続かなかったですね」アメリカ、日本、欧州と飛び回った連戦の疲れが終盤に来た。勝負どころではスコアを伸ばせない焦りからミスを連発。「上手くいく時は気持ちが先走っていても体が動いてくれたんですけど」神がかったような爆発力はなりを潜め、気持ちと体の歯車が最後まで噛み合うことはなかった。「良くなりつつはあります。来週に向けてスイングを作り直したいです」次戦はブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)との激闘が記憶に新しい「サン・クロレラ クラシック」。今週の悔しさは小樽の地での連覇で晴らしてみせる。