<ダンロップ・スリクソン福島オープン 最終日◇30日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(福島県)◇6961ヤード・パー72>
ツアーの人気回復のため奔走を続ける国内男子ツアー。今年の福島は悪天候も重なり、土曜日の観客動員数も昨年より755人減となった。同日に毎年恒例の観戦ツアーを行った古閑美保は「やっぱりギャラリーは少ないかな」とつぶやいた。「昔はジャンボさん、青木功さん、中嶋常幸さんがいつも勝っているから、それはおもしろいですよね。女子では不動(裕理)さんをみんなが追いかけたけど、そういうインパクトのある選手が出てきて、誰かが盛り上げないと」。
グリーンに水たまりが…【LIVEフォト】
現在のツアーで、本戦中に多くのギャラリーを引き連れているのは、最終組のほかでは石川遼や池田勇太が入っている組だ。新たなビッグスターの台頭が待たれる中で、昨年レギュラーツアー初優勝を挙げた星野陸也が3日間でトータル20アンダーをマーク。この日の最終ラウンドは悪天候によるコースコンディション不良のために中止となり、首位に立っていた星野がツアー2勝目を果たした。
2016年にツアーデビュー、身長186cmの体を生かしたビッグドライブが持ち味の23歳。ゴルフについての熱は人一倍で、人当たりの良さもありファンからの人気も上昇中だ。小さい頃から付き合いのある石川遼は、「あそこまで飛距離が出る選手で、飛距離を抑えることをやらない選手は中々いない。まだまだ伸ばそうとしているし、陸也のような選手が勝つというのは、他の若い飛ばし屋の選手などにも刺激になると思う」。男子ツアーの観戦といえば、プロの技術や迫力のあるショットが見たいもの。その点でもファンを魅了するに違いない。
「1回勝つのも、2回勝つのも難しいし、(星野は)実力のある選手。勝つことは選手にとって自信を与えてくれるものなので、弾みをつけると思う」(石川)。本大会でも、昨年2勝を挙げた秋吉翔太、上位常連の今平周吾、稲森佑貴など若手選手が活躍。まだアマチュアではあるが、東北福祉大2年の米澤蓮など新鋭も存在感を示した。絶対的スター誕生への道のりはまだ遠いが、今後の男子ツアーを背負うたまごの存在に期待がかかる一戦となった。(文・谷口愛純)
ツアーの人気回復のため奔走を続ける国内男子ツアー。今年の福島は悪天候も重なり、土曜日の観客動員数も昨年より755人減となった。同日に毎年恒例の観戦ツアーを行った古閑美保は「やっぱりギャラリーは少ないかな」とつぶやいた。「昔はジャンボさん、青木功さん、中嶋常幸さんがいつも勝っているから、それはおもしろいですよね。女子では不動(裕理)さんをみんなが追いかけたけど、そういうインパクトのある選手が出てきて、誰かが盛り上げないと」。
グリーンに水たまりが…【LIVEフォト】
現在のツアーで、本戦中に多くのギャラリーを引き連れているのは、最終組のほかでは石川遼や池田勇太が入っている組だ。新たなビッグスターの台頭が待たれる中で、昨年レギュラーツアー初優勝を挙げた星野陸也が3日間でトータル20アンダーをマーク。この日の最終ラウンドは悪天候によるコースコンディション不良のために中止となり、首位に立っていた星野がツアー2勝目を果たした。
2016年にツアーデビュー、身長186cmの体を生かしたビッグドライブが持ち味の23歳。ゴルフについての熱は人一倍で、人当たりの良さもありファンからの人気も上昇中だ。小さい頃から付き合いのある石川遼は、「あそこまで飛距離が出る選手で、飛距離を抑えることをやらない選手は中々いない。まだまだ伸ばそうとしているし、陸也のような選手が勝つというのは、他の若い飛ばし屋の選手などにも刺激になると思う」。男子ツアーの観戦といえば、プロの技術や迫力のあるショットが見たいもの。その点でもファンを魅了するに違いない。
「1回勝つのも、2回勝つのも難しいし、(星野は)実力のある選手。勝つことは選手にとって自信を与えてくれるものなので、弾みをつけると思う」(石川)。本大会でも、昨年2勝を挙げた秋吉翔太、上位常連の今平周吾、稲森佑貴など若手選手が活躍。まだアマチュアではあるが、東北福祉大2年の米澤蓮など新鋭も存在感を示した。絶対的スター誕生への道のりはまだ遠いが、今後の男子ツアーを背負うたまごの存在に期待がかかる一戦となった。(文・谷口愛純)