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72ホール完遂の舞台裏 石川遼の優勝は鹿児島になにを残したか【記者の目】

72ホール完遂の舞台裏 石川遼の優勝は鹿児島になにを残したか【記者の目】

配信日時:2019年7月9日 17時12分

石川遼の勝利に、会場中が沸いた
石川遼の勝利に、会場中が沸いた (撮影:鈴木祥)
<日本プロゴルフ選手権 最終ラウンド◇7日◇いぶすきゴルフクラブ(鹿児島県)◇7150ヤード・パー70>

“この状況で大会を開催することに対して、どう感じているか”。本戦の開幕前、記者たちから選手たちにこういった質問が幾度となく投げかけられた。

躍動感がすごい! 石川遼、歓喜のガッツポーズ!【写真】

九州地方を中心に記録的な大雨となり、鹿児島市を含む複数の地域で避難指示が発令。自衛隊に災害派遣要請も出された。交通機関が乱れ、車で数時間かけて下道を走ったり、新幹線に閉じ込められながらもなんとか会場入りした選手もいた。その状況下での大会開催に、疑問や不安を抱いた選手も少なくない。そうした声を耳にし、石川遼は開幕前に日本プロゴルフ協会(PGA)会長の倉本昌弘に意見を伝えていた。「やりたい気持ちはもちろんある。ただ、雨がやんでも土砂災害の可能性もある。避難勧告が出ている以上は、選手として開催は難しいのではという意見は伝えさせていただいた。避難地域が同じ鹿児島県内にあって、ほかのスポーツ界だったらどうしたんだろうと考えます」。

“開幕するならばしっかりやらないと”と気合を入れる一方で、スッキリと開催決定の判断を受け入れきれない部分もあった。初日は中止となり、最終日に36ホールを行う方向で進められた。本当に72ホールを無事に終えることができるのか。そんな不安も立ちこめる中、1日遅れで開幕した「日本プロゴルフ選手権」は全日程を完遂。結果的に、指宿市に関しては開幕前にすべての気象警報が解除され、本戦開催中は天候が大きく崩れることもなく終了。石川遼の3年ぶり優勝という華々しい結果で幕を閉じた。

「なにかあれば私が責任をとる。批判は、すべて私が受ける」。開催決定を発表した際にそう語った倉本は、ボランティアスタッフの前でカップを掲げる石川を見つめていた。大会を行うに当たって必要な情報を集めるために奔走、開幕前には近隣の避難所を周って避難者がいないことを確認するなど走り回った。「一番大変なのは、(協賛社の)いわさきグループの350人の社員です」(倉本)。

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