＜ひかりTV 4K・FUNAI ダブルス※ツアー外競技◇10日◇平川カントリークラブ（千葉県）◇6892ヤード・パー72＞

フォアボール形式（2人がそれぞれプレーし、いいほうのスコアを採用）のダブルス戦で行われた「ひかりTV 4K・FUNAI ダブルス」。ここで2002年の「ワールドカップ」を制した“世界一コンビ”丸山茂樹＆伊澤利光の再タッグが実現した。結果は6アンダーで、26組中17位だったが、2人は「楽しかった」と口をそろえ、久々のコンビ結成の時間を堪能した。

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だが、楽しいと同時に、時代の流れも感じる一日となった様子。丸山は「一生懸命やったけど、2人の“トータル100歳”という壁は超えられなかった（笑）。年を取ってくると感覚もずれてくるし、ちょっとだけかみ合いが悪かったですね」と言って、大きな声で笑った。ダブルスマッチについても、「すごく盛り上がるし、日本（のトーナメントで）も将来的にできたら。若手は普段ももっと盛り上がりなさい（笑）」（丸山）と今後のツアー競技での採用も希望した。

さらに話題は、先週の「日本プロ」での石川遼優勝の話へ。これについて丸山は「彼は常にいいモチベーションを自分のなかに見つけている。目標をすごく高いところに置きながら、今の自分と向き合うコメントもしていた。勝ちたいという気持ちを一番感じることができた。あきらめない姿が大事ですね」と目を細めた。

その丸山は、来年に迫った東京五輪でゴルフ競技日本代表のヘッドコーチを務める。それもあり「世界ランクもジャンプアップした（300位→183位）。昨日のプロアマで『あと4回勝てばチャンスがある』と言ったら、『はい！一緒に行きたいです』って答えてくれた。ここから来年までに4回勝てばチャンスがあると思う。彼がいるだけで盛り上がるのは間違いないし、そこを目標にしてもらえればうれしいですね」と、石川の逆転での日本代表入りにも期待を込めた。