本大会では4日間を通して、1日に多くてボギーが2つ。コースとの相性もあるかもしれないが、風に負けない重い球での飛距離のアドバンテージをしっかりと生かせた。
「飛ばしたいと思うと、どうしても右手に余計な力が入ります。右手がリキんで上体が突っ込むと左への痛いミスが出ます。右手の感覚はなしで左手だけで振る。その意識でミスを修正していますが、飛ばしにはやはり右手が必要。いかにリキミを抑えて右手を使うか、それがこれからの課題です」
初日が終わった時点でこう語っていた幡地だが、最終日、復調の兆しをしっかりとつかんでいた。
「右手のグリップの感覚の違いを感じたんです。最終日は3番ホールくらいからしっくり握れました。右手に力が入るとかぶってしまいます。右手がかぶっているとラインが出せません」
ゴルフを長くやっていると、目覚める瞬間が節目節目である。「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で、若き飛ばしキングが目覚めた瞬間だった。
2016年の「東建ホームメイトカップ」でツアーデビューして以来、自身初のトップ3入り。これまではトップ10に入ることすらなかった。この結果が大きな自信となり、さらに幡地を強くさせるに違いない。今季ツアー後半戦、幡地が放つ力強い打球から目が離せないことになりそうだ。(文・河合昌浩)
「飛ばしたいと思うと、どうしても右手に余計な力が入ります。右手がリキんで上体が突っ込むと左への痛いミスが出ます。右手の感覚はなしで左手だけで振る。その意識でミスを修正していますが、飛ばしにはやはり右手が必要。いかにリキミを抑えて右手を使うか、それがこれからの課題です」
初日が終わった時点でこう語っていた幡地だが、最終日、復調の兆しをしっかりとつかんでいた。
「右手のグリップの感覚の違いを感じたんです。最終日は3番ホールくらいからしっくり握れました。右手に力が入るとかぶってしまいます。右手がかぶっているとラインが出せません」
ゴルフを長くやっていると、目覚める瞬間が節目節目である。「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」で、若き飛ばしキングが目覚めた瞬間だった。
2016年の「東建ホームメイトカップ」でツアーデビューして以来、自身初のトップ3入り。これまではトップ10に入ることすらなかった。この結果が大きな自信となり、さらに幡地を強くさせるに違いない。今季ツアー後半戦、幡地が放つ力強い打球から目が離せないことになりそうだ。(文・河合昌浩)