毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ】
石川遼の圧巻ドライバースイング【連続写真】
首位から落ちることなく圧勝を決めた石川遼。最終日は、“攻め”の姿勢で後続の追随を一切許さなかった。今回、鈴木祥カメラマンが選んだのは、そんな一幕を印象づけたワンシーン。3番パー5でのセカンドショットだ。
チップインバーディで勢いよくスタートした最終日。3番でティショットをフェアウェイに置くと、2打目で手にしたのはなんとドライバーだった。「2位と5打差がある状況で、普通はする攻めではないと思いました」(鈴木カメラマン)。
第3ラウンドの後、追われる事への緊張感を口にした石川。最終日は「少しでも、一緒に回っている選手に守っていると思われるチョイスをしたくなかった」と猛攻。3番の2打目は、まさにそれを象徴した一撃だった。その直ドラショットを花道まで運び、約4mを沈めてバーディ。5番パー4でも、グリーン横のカラーから58度で放った3打目を直接カップイン。スタート5ホールで、プレーを見ていた多くの人が勝利を確信した。
「相手を圧倒するための戦略だったと思いますが、同時にギャラリーも圧倒した1打。石川選手のすごさを感じました」と、結果を残すに留まらず、観客を魅せる石川のプレーに鈴木カメラマンも圧倒された一瞬だった。
石川遼の圧巻ドライバースイング【連続写真】
首位から落ちることなく圧勝を決めた石川遼。最終日は、“攻め”の姿勢で後続の追随を一切許さなかった。今回、鈴木祥カメラマンが選んだのは、そんな一幕を印象づけたワンシーン。3番パー5でのセカンドショットだ。
チップインバーディで勢いよくスタートした最終日。3番でティショットをフェアウェイに置くと、2打目で手にしたのはなんとドライバーだった。「2位と5打差がある状況で、普通はする攻めではないと思いました」(鈴木カメラマン)。
第3ラウンドの後、追われる事への緊張感を口にした石川。最終日は「少しでも、一緒に回っている選手に守っていると思われるチョイスをしたくなかった」と猛攻。3番の2打目は、まさにそれを象徴した一撃だった。その直ドラショットを花道まで運び、約4mを沈めてバーディ。5番パー4でも、グリーン横のカラーから58度で放った3打目を直接カップイン。スタート5ホールで、プレーを見ていた多くの人が勝利を確信した。
「相手を圧倒するための戦略だったと思いますが、同時にギャラリーも圧倒した1打。石川選手のすごさを感じました」と、結果を残すに留まらず、観客を魅せる石川のプレーに鈴木カメラマンも圧倒された一瞬だった。