<コカ・コーラ東海クラシック 最終日>◇3日◇三好カントリー倶楽部(7,310ヤード・パー72)
難関三好にプロ5年目の涙が輝いた。国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。松村道央が藤田寛之、兼本貴司との3つ巴のプレーオフを制し念願のツアー初優勝を達成した。3打差の4位タイからスタートした序盤は最悪の滑り出しだった。2番でボギーを叩くと、6番ではラフからラフを渡り歩いた末にダブルボギー。「色んなことを考えすぎてつまづく」好位置で迎えた最終日に失速するいつもの悪いパターンが頭をよぎる。
松村道央のプロフィール&今季成績
しかし、今日の松村はここからが違った。ダボ直後の7番パー5で攻めて2オンに成功。バーディとすると9番でもバーディを奪いギリギリで優勝戦線に踏みとどまる。そして、わずかな可能性を残して突入したバックナイン。11番から圧巻の3連続バーディで6アンダーまで浮上すると、終盤17番でもバーディを奪取。7アンダーで首位と1打差で最終ホールを迎える。18番グリーン上入れればプレーオフのバーディパットは14メートル。「絶対カップをオーバーさせてやるという強い気持ちで打った」強い思いのこもったパットはラインに乗ってカップに消えた。
奇跡のバーディフィニッシュで8アンダーでホールアウトすると、最終組の兼本、藤田も伸ばしきれず8アンダーでフィニッシュ。勝負は18番繰り返しのプレーオフに突入した。1ホール目で兼本が脱落、勝負は藤田との一騎打ちに。「藤田さんに何も勝てるものはない。とにかく気持ちだけは負けないように」3ホールに及んだプレーオフはパーが続く我慢比べ。最後は藤田がセカンドを池に落とし松村に軍配が上がった。
プロ入り5年目。ようやく手にした初優勝の裏には歴代の賞金王の“教え”があった。
難関三好にプロ5年目の涙が輝いた。国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の最終日。松村道央が藤田寛之、兼本貴司との3つ巴のプレーオフを制し念願のツアー初優勝を達成した。3打差の4位タイからスタートした序盤は最悪の滑り出しだった。2番でボギーを叩くと、6番ではラフからラフを渡り歩いた末にダブルボギー。「色んなことを考えすぎてつまづく」好位置で迎えた最終日に失速するいつもの悪いパターンが頭をよぎる。
松村道央のプロフィール&今季成績
しかし、今日の松村はここからが違った。ダボ直後の7番パー5で攻めて2オンに成功。バーディとすると9番でもバーディを奪いギリギリで優勝戦線に踏みとどまる。そして、わずかな可能性を残して突入したバックナイン。11番から圧巻の3連続バーディで6アンダーまで浮上すると、終盤17番でもバーディを奪取。7アンダーで首位と1打差で最終ホールを迎える。18番グリーン上入れればプレーオフのバーディパットは14メートル。「絶対カップをオーバーさせてやるという強い気持ちで打った」強い思いのこもったパットはラインに乗ってカップに消えた。
奇跡のバーディフィニッシュで8アンダーでホールアウトすると、最終組の兼本、藤田も伸ばしきれず8アンダーでフィニッシュ。勝負は18番繰り返しのプレーオフに突入した。1ホール目で兼本が脱落、勝負は藤田との一騎打ちに。「藤田さんに何も勝てるものはない。とにかく気持ちだけは負けないように」3ホールに及んだプレーオフはパーが続く我慢比べ。最後は藤田がセカンドを池に落とし松村に軍配が上がった。
プロ入り5年目。ようやく手にした初優勝の裏には歴代の賞金王の“教え”があった。