<パナソニックオープン 2日目◇27日◇東広野ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7058ヤード・パー71>
2012年、東広野で110位タイのスタートから大逆転優勝を果たした小林正則。「アジアパシフィック パナソニックオープン」で最終日にコースレコードの「62」を叩きだし、6打差を巻き返しての劇的勝利。第2〜4ラウンドでの54ホール「193」は、今なおトーナメント記録として残っている。
石川さん、なにしてるの?【大会写真】
7年後、同じ会場で「誰なんだろうね、それ」と肩をすくめた43歳。昨年で「日本オープン」優勝の5年シードが終了し、シードを手放した。今年は推薦枠などの出場に限られている。「この1年、ゴルフはずっと悪くない。ただ流れが悪くなったときにガマンが効かない」。2アンダー・22位タイから出た2日目、後半12番までで3つスコアを伸ばしたが、ボギーを3つ叩いて後退。5バーディ・4ボギーの「70」でホールアウト、3アンダー・27位タイで予選通過を果たした。
「今年は試合に出られない状況になったから、思い切ってドロー一辺倒からフェードのスイングを取り入れた。ティショットに関しては、練習がすごくうまくいっている」。7月の「日本プロゴルフ選手権」では11位タイに入り、「RIZAP KBCオーガスタ」では11位タイ発進を決めたが翌日に「76」と失速して予選落ち。手応えを感じている分、自身への期待も大きくなり、それゆえつきぬけられないことがもどかしい。
それでも上位が見える位置での予選通過。「予選を通れれば上出来。残り2日次第では、いろんな方にいける」と上を目指す。7年前の逆転劇のことを聞かれれば「若さが違う」と一蹴。しかし、初日に午後組、2日目に早朝スタートとタフなスケジュールを終えたあとも、若手選手に交ざって練習を欠かさない。「前回優勝したのが36歳。もうさび付いている頃でした」と笑ったが、43歳いぶし銀が、再起に向けて踏み出した。(文・谷口愛純)
2012年、東広野で110位タイのスタートから大逆転優勝を果たした小林正則。「アジアパシフィック パナソニックオープン」で最終日にコースレコードの「62」を叩きだし、6打差を巻き返しての劇的勝利。第2〜4ラウンドでの54ホール「193」は、今なおトーナメント記録として残っている。
石川さん、なにしてるの?【大会写真】
7年後、同じ会場で「誰なんだろうね、それ」と肩をすくめた43歳。昨年で「日本オープン」優勝の5年シードが終了し、シードを手放した。今年は推薦枠などの出場に限られている。「この1年、ゴルフはずっと悪くない。ただ流れが悪くなったときにガマンが効かない」。2アンダー・22位タイから出た2日目、後半12番までで3つスコアを伸ばしたが、ボギーを3つ叩いて後退。5バーディ・4ボギーの「70」でホールアウト、3アンダー・27位タイで予選通過を果たした。
「今年は試合に出られない状況になったから、思い切ってドロー一辺倒からフェードのスイングを取り入れた。ティショットに関しては、練習がすごくうまくいっている」。7月の「日本プロゴルフ選手権」では11位タイに入り、「RIZAP KBCオーガスタ」では11位タイ発進を決めたが翌日に「76」と失速して予選落ち。手応えを感じている分、自身への期待も大きくなり、それゆえつきぬけられないことがもどかしい。
それでも上位が見える位置での予選通過。「予選を通れれば上出来。残り2日次第では、いろんな方にいける」と上を目指す。7年前の逆転劇のことを聞かれれば「若さが違う」と一蹴。しかし、初日に午後組、2日目に早朝スタートとタフなスケジュールを終えたあとも、若手選手に交ざって練習を欠かさない。「前回優勝したのが36歳。もうさび付いている頃でした」と笑ったが、43歳いぶし銀が、再起に向けて踏み出した。(文・谷口愛純)