「トップ杯東海クラシック」で涙の優勝を挙げたショーン・ノリス（南アフリカ）。今年7月に亡くなった父に捧げる日本ツアー4勝目となった。

グリーン上で泣き崩れるノリス【写真】

第3ラウンドで「66」をマークして単独首位に立ったが、最終日は前半で2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「37」と苦戦。後続が迫る中、後半はパーを重ねて15番パー5でバーディを奪い、「72」でフィニッシュ。2位に1打差をつけて逃げ切った。

昨年の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」以来、約1年ぶりの優勝。昨年から契約フリーとなったノリスは、前回に引き続きキャロウェイで14本を固めている。ドライバーと3番ウッドは前回の『ローグ』シリーズから『EPIC FLASH サブゼロ』に変更し、ウェッジは今年発表モデルの『JAWS』を投入した。

平均飛距離300ヤード超えのビッグドライブはさることながら、4日間強風が吹き荒れた三好でフェアウェイキープ率13位タイ（50％）、パーオン率は72.22％で1位というショットの精度を見せつけた。

ノリスの代名詞ともいえる長尺パターは本大会でも変わらず。勝利を引き寄せた15番ではロングパットを沈めるなど、長年の相棒を手に平均パット数は1.6538回の単独4位。最終18番では約1mのウィニングパットを決めて、グリーン上にしゃがみこんで涙を見せた。