1981年、日本ラインゴルフ倶楽部で行われた大会をトータルイーブンパーで制した羽川豊は、「技術面、精神面などどんな状況でもスコアを作っていく。それがチャンピオンというセッティングを作ることがコンセプト」と語る。「色々なコースの特徴がある中で、選手にどういったプレーを求めるかをJGAは考えている。選手ごとに戦い方や戦略があっていい。タフなコースももちろんあるが、その中で選手はどれだけきちんとした攻め方ができるかが求められる」。08年の古賀では、片山晋呉がドライバーを抜く戦略で勝利。今年は比嘉一貴がドライバーを抜いて1アンダー・3位タイの好発進。一方で飛ばし屋の星野陸也は6ホールでドライバーを握り一時は5アンダーまで伸ばした。
1打ずつ、常に頭をフル回転させながらの18ホール。選手の精神力や体力の消耗は計り知れないが、それぞれのプレースタイルやマネジメントの個性はよりいっそう浮き彫りになる。波乱の幕開けとなった「日本オープン」。今年の“日本一”の称号も、そう簡単には決まらない。(文・谷口愛純)
1打ずつ、常に頭をフル回転させながらの18ホール。選手の精神力や体力の消耗は計り知れないが、それぞれのプレースタイルやマネジメントの個性はよりいっそう浮き彫りになる。波乱の幕開けとなった「日本オープン」。今年の“日本一”の称号も、そう簡単には決まらない。(文・谷口愛純)