<三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目>◇12日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)
静岡県にある太平洋クラブ 御殿場コースで開催されている、国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目。初日最終9番ホールの「タイガーになったような感覚」を手の中に残しスタートした石川遼だったが、瞬間最大13.1メートルの強風にも苦しめられ3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせずトータル2アンダーでホールアウトした。それでも難コンディションで各選手軒並みスコアを落としたため順位は8位に浮上。首位との差も4打差に縮まった。
「石川遼の1打速報」でこの日のプレーを振り返る
ここ御殿場コースを「大好き」と語る石川ですら、この日のコンディションには音を上げる寸前だった。「パープレーで順位が上がるなんて初めて。御殿場ではこれまでで一番難しいコンディションだったかもしれない」難コースには変わりないが比較的スコアの伸びるイメージのあった御殿場コースがまったく逆の顔をみせた。「素晴らしいプレーをされた今田さんでさえも1メートルから1.5メートルのパーパットが残るんだと思いました」と牙をむいた御殿場に驚きを隠せなかった。
だが、スコアの伸び悩んだ原因は風だけではない。ボールを左足寄りに置き手首を固定して体の回転で打っていく新スイングの悪い部分が出たことも大きなウェートを占めている。「ドライバーに関してはいいショットが打てていたと思う。ただフェアウェイから打つアイアンでボールを左においているにも関わらず体重が移動できずにボールに当たっていなかった」それが顕著に現れたのが9番ホールのセカンドだ。残りは約180ヤードと距離があったとはいえフェアウェイから打ったショットは力なくグリーン手前30ヤード地点にポトリ。「距離感が合わない以前に良いショットが打てていない。原因も風のせいだけにはできないです」と内容の悪いアイアンショットに反省を口にした。
ショットの不安定さに追い討ちをかける強風と、石川にとって我慢の1日となったが終わってみれば8位タイ。トップ10に入り、スイング改造という大仕事に取り組みながら優勝争いも十分に狙える位置だ。今の石川の最優先事項はスイング改造であることに変わりはないが、それでも、プロアマで同組で回った桑田真澄氏からもらった言葉も石川の中に生きている。
静岡県にある太平洋クラブ 御殿場コースで開催されている、国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目。初日最終9番ホールの「タイガーになったような感覚」を手の中に残しスタートした石川遼だったが、瞬間最大13.1メートルの強風にも苦しめられ3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせずトータル2アンダーでホールアウトした。それでも難コンディションで各選手軒並みスコアを落としたため順位は8位に浮上。首位との差も4打差に縮まった。
「石川遼の1打速報」でこの日のプレーを振り返る
ここ御殿場コースを「大好き」と語る石川ですら、この日のコンディションには音を上げる寸前だった。「パープレーで順位が上がるなんて初めて。御殿場ではこれまでで一番難しいコンディションだったかもしれない」難コースには変わりないが比較的スコアの伸びるイメージのあった御殿場コースがまったく逆の顔をみせた。「素晴らしいプレーをされた今田さんでさえも1メートルから1.5メートルのパーパットが残るんだと思いました」と牙をむいた御殿場に驚きを隠せなかった。
だが、スコアの伸び悩んだ原因は風だけではない。ボールを左足寄りに置き手首を固定して体の回転で打っていく新スイングの悪い部分が出たことも大きなウェートを占めている。「ドライバーに関してはいいショットが打てていたと思う。ただフェアウェイから打つアイアンでボールを左においているにも関わらず体重が移動できずにボールに当たっていなかった」それが顕著に現れたのが9番ホールのセカンドだ。残りは約180ヤードと距離があったとはいえフェアウェイから打ったショットは力なくグリーン手前30ヤード地点にポトリ。「距離感が合わない以前に良いショットが打てていない。原因も風のせいだけにはできないです」と内容の悪いアイアンショットに反省を口にした。
ショットの不安定さに追い討ちをかける強風と、石川にとって我慢の1日となったが終わってみれば8位タイ。トップ10に入り、スイング改造という大仕事に取り組みながら優勝争いも十分に狙える位置だ。今の石川の最優先事項はスイング改造であることに変わりはないが、それでも、プロアマで同組で回った桑田真澄氏からもらった言葉も石川の中に生きている。