＜三井住友VISA太平洋マスターズ　最終日＞◇14日◇太平洋クラブ 御殿場コース(7,246ヤード・パー72)

　静岡県にある太平洋クラブ 御殿場コースを舞台に開催された「三井住友VISA太平洋マスターズ」。15歳の中学生アマチュア伊藤誠道が、並み居るトッププロを押しのけトータル7アンダー10位タイに食い込んだ。

遼、スイング改造と共に手にした今季3勝目

　トータル4アンダーからスタートした伊藤は2番からアイアンショットをすべて1ピン以内につけ3連続バーディを奪取。一時は首位と1打差にまで迫ってみせる。5番はボギーとしたものの「全部入っちゃって、なんかおかしいなと思っていたらボギーがきました。どう構えても入るような気がした」と序盤からリーダーズボードの上位をにぎわせる。後半も好調のショット、パットが噛み合い11番でバーディ、1つスコアを落として迎えた最終18番もバーディを奪い“69”の好スコアをマーク。「60台で回ろうと思っていたので目標を達成できました」と見事トップ10入りを果たしベストアマチュアに輝いた。

　15歳3か月6日でのアマチュアとしてトップ10入りは今大会優勝を果たした石川遼をも上回る年少記録。「月曜日に来た時はグリーンの速さに圧倒されました。やってみてよかった。かなり自信になりました。今度は最終組の近いところで、大ギャラリーの中で回りたい」早くも頭角をあらわした15歳は大きな自信を胸に飛躍への道を歩き始めた。

【最終結果】
優勝：石川遼(-14)
2位：ブレンダン・ジョーンズ(-12)
3位T：今田竜二(-10)
3位T：谷口徹(-10)
3位T：宮本勝昌(-10)
6位T：兼本貴司(-9)
6位T：藤田寛之(-9)
8位T：小田龍一(-8)
8位T：上井邦浩(-8)
10位T：伊藤誠道(-7)※アマチュア
10位T：金庚泰(キム・キョンテ)(-7)他1名