<ダンロップフェニックス 初日>◇18日◇フェニックスカントリークラブ(7,010ヤード・パー71)
国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の初日。先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で今季3勝目を挙げ、勢いに乗って宮崎に乗り込んできた石川遼だったが、強い海風が吹き付けたフェニックスの前につまづいた。3勝目を手繰り寄せた新スイングの更なる向上を目指して迎えた初日。しかし、この日は「練習場からタイミングが合っていなかった」と不安を抱えたままスタートする。
「石川遼の1打速報」でこの日のプレーを振り返る
INスタートの10番のティショットはビッグドライブを繰り出しスイング改造の成果の一端を見せた。しかし続くセカンドは距離感が合わずバンカーに入れると寄らず入らずボギー。ここから苦しい1日は始まった。続く11番もボギーとすると、その後もショットが荒れてパーオンすらままならない状態が続く。8番、9番と連続ボギーを叩くと、ハーフターン後の10番ではティショットを曲げクラブを振り回すなどイライラも頂点に。このホールは3パットのボギーとリズムはガタガタに崩れていった。結局後半の3バーディもむなしく初日は4オーバー58位タイでホールアウト。予選通過ラインにはいるが優勝争いからは大きく出遅れてしまった。
荒れたショットの原因は明らかだ。中国で開催された「HSBCチャンピオンズ」から取り組んでいる新スイングに加え、今週から右ワキを締めトップをコンパクトにするというチェックポイントを増やした。しかし、「もう1つ違うことをやるのが早すぎましたね。バラバラになってしまった」良いスイングを求めるあまり、性急に改造を進めてしまったことがショットのブレを招いた。右ワキを意識するあまり「トップで前傾が崩れてしまって、その分インパクトで伸び上がってしまった」この上下のブレが、地面から直接打つアイアンショットできっちりボールにヒット出来ず距離感がまったく合わなくなっていた。
3勝目を手繰り寄せたことで自信を得たとはいえ、新スイングはまだまだ初めて2週間あまりの取り組み。次の段階に進むのは少し早すぎた。「右ワキを意識することとかはまだ先にして、もう一回基礎を固める作業をしていく」ラウンド後に直行した練習場では、新たなチェックポイントは一旦脇に置いて、先週の最終日の状態に戻すことを意識して調整。「悪かったところはわかっているんで修正は出来ています」と巻き返しに手応えを得た。「これ以上飛ばないというところまで追求していきたい」と新スイングの完成はまだまだ先にあるが、そこにたどり着くために今は足元を固めていく。
国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の初日。先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」で今季3勝目を挙げ、勢いに乗って宮崎に乗り込んできた石川遼だったが、強い海風が吹き付けたフェニックスの前につまづいた。3勝目を手繰り寄せた新スイングの更なる向上を目指して迎えた初日。しかし、この日は「練習場からタイミングが合っていなかった」と不安を抱えたままスタートする。
「石川遼の1打速報」でこの日のプレーを振り返る
INスタートの10番のティショットはビッグドライブを繰り出しスイング改造の成果の一端を見せた。しかし続くセカンドは距離感が合わずバンカーに入れると寄らず入らずボギー。ここから苦しい1日は始まった。続く11番もボギーとすると、その後もショットが荒れてパーオンすらままならない状態が続く。8番、9番と連続ボギーを叩くと、ハーフターン後の10番ではティショットを曲げクラブを振り回すなどイライラも頂点に。このホールは3パットのボギーとリズムはガタガタに崩れていった。結局後半の3バーディもむなしく初日は4オーバー58位タイでホールアウト。予選通過ラインにはいるが優勝争いからは大きく出遅れてしまった。
荒れたショットの原因は明らかだ。中国で開催された「HSBCチャンピオンズ」から取り組んでいる新スイングに加え、今週から右ワキを締めトップをコンパクトにするというチェックポイントを増やした。しかし、「もう1つ違うことをやるのが早すぎましたね。バラバラになってしまった」良いスイングを求めるあまり、性急に改造を進めてしまったことがショットのブレを招いた。右ワキを意識するあまり「トップで前傾が崩れてしまって、その分インパクトで伸び上がってしまった」この上下のブレが、地面から直接打つアイアンショットできっちりボールにヒット出来ず距離感がまったく合わなくなっていた。
3勝目を手繰り寄せたことで自信を得たとはいえ、新スイングはまだまだ初めて2週間あまりの取り組み。次の段階に進むのは少し早すぎた。「右ワキを意識することとかはまだ先にして、もう一回基礎を固める作業をしていく」ラウンド後に直行した練習場では、新たなチェックポイントは一旦脇に置いて、先週の最終日の状態に戻すことを意識して調整。「悪かったところはわかっているんで修正は出来ています」と巻き返しに手応えを得た。「これ以上飛ばないというところまで追求していきたい」と新スイングの完成はまだまだ先にあるが、そこにたどり着くために今は足元を固めていく。