＜ダンロップフェニックス　2日目＞◇19日◇フェニックスカントリークラブ(7,010ヤード・パー71)

　逆転賞金王へ、そして尊敬するジャンボ尾崎が何度も制したフェニックス制覇へ。池田勇太がギアを1段階上げた。

「1円でも多く」遼、逆転賞金王へ執念の予選通過！

　国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の2日目。5バーディ・ノーボギーの完璧なゴルフを披露した池田がトータル9アンダーまでスコアを伸ばし2位に2打差をつけて単独首位に立った。池田はこれで難関フェニックスで2日間ノーボギー。「2日間ノーボギーは難しいと思うし、ナイスセーブをしてパーに徹しながらもチャンスについたらバーディを獲ってきた」と予選2日間の内容に胸を張った。

　先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では予選落ちを喫したが、調子自体は悪くない。予選落ちしてから「自分のいつも通りのスイング、調子に戻しておく程度」と軽い調整をし宮崎入り。状態の良さを証明する2日間だ。

　ここと決めた時の池田の決勝ラウンドの強さは折り紙つき。4勝目の期待が高まるが「こればっかりは誰にもわからない。明日からも自分に期待しながら良いゴルフを続けたいね。どんなシチュエーションになるかわからないが、楽しめるようなやりがいのあるゴルフをしていけたら」とあくまで池田流を貫いていく構え。まずは勝負のムービングデーで下位を引き離していきたいところだ。