<ダンロップフェニックス 3日目>◇20日◇フェニックスカントリークラブ(7,010ヤード・パー71)
国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の3日目。首位からスタートした池田勇太が1つスコアを伸ばしトータル10アンダーで単独首位をキープした。予選2日間は難関で知られるフェニックスCCでノーボギーの完璧なプレー。この日も14番までノーボギーと安定感は抜群だ。しかし、池田は先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では1打及ばず予選落ち。週をまたいで迎えた今大会はまるで別人のゴルフをみせて、浮き沈みの激しい今季を象徴するような終盤戦になっている。
池田勇太、単独首位キープ!大会史上6人目の日本人王者へ王手
良い時と悪い時の差が激しいのは、池田が感覚で勝負するゴルファーであることの証明か。言い方を帰れば野生派だ。自身のスイングについて聞かれても「俺には決まったスイングがない。悪くなっても良くなるから。その内」サバサバとしたコメントしか返ってこない。自分のスイングを細かいところまで追求し、向上を図ろうとする石川遼とは正反対だ。特に今大会は石川がスイング改造に悩んでスコアを伸ばせずにいるだけに、池田とのコントラストはより際立っている。
「そりゃ遼みたいなスイングはカッコいいと思うよ。でもそうやって直そうとするとグチャグチャになる。僕は僕だし、遼は遼。スイングに良いも悪いもない」あれこれ考えるのではなく、イメージの通りに体を動かす。それが池田のスイングの形だ。だからこそ練習場でもスイングをあれこれいじることはせず、その日の調子を確認する程度。「平らな練習場の良いライで細かくやっても結局コースでは出来ないから。コースでは条件が変わるわけだから、それに対応する打ち方を編み出したほうが俺はいいと思う」あくまで実戦の中で磨かれていく即戦力の打ち方を信じて自分のゴルフスタイルを作り上げてきた。
スイングをいじるということにこだわりを持たない池田だが、生命線である感覚を磨くための鍛錬は欠かさない。オフの時間があるときに祖父のパーシモンのクラブを持ち出して打つのも、シビアな感覚を呼び戻す重要な作業だ。そうして磨かれてきたゴルフの調子は今ピークに近いところまで持ってこれた。「いけると思う。今の状態なら」自分の感じるままに、1打1打を積み重ね優勝を狙う。
国内男子ツアー「ダンロップフェニックス」の3日目。首位からスタートした池田勇太が1つスコアを伸ばしトータル10アンダーで単独首位をキープした。予選2日間は難関で知られるフェニックスCCでノーボギーの完璧なプレー。この日も14番までノーボギーと安定感は抜群だ。しかし、池田は先週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では1打及ばず予選落ち。週をまたいで迎えた今大会はまるで別人のゴルフをみせて、浮き沈みの激しい今季を象徴するような終盤戦になっている。
池田勇太、単独首位キープ!大会史上6人目の日本人王者へ王手
良い時と悪い時の差が激しいのは、池田が感覚で勝負するゴルファーであることの証明か。言い方を帰れば野生派だ。自身のスイングについて聞かれても「俺には決まったスイングがない。悪くなっても良くなるから。その内」サバサバとしたコメントしか返ってこない。自分のスイングを細かいところまで追求し、向上を図ろうとする石川遼とは正反対だ。特に今大会は石川がスイング改造に悩んでスコアを伸ばせずにいるだけに、池田とのコントラストはより際立っている。
「そりゃ遼みたいなスイングはカッコいいと思うよ。でもそうやって直そうとするとグチャグチャになる。僕は僕だし、遼は遼。スイングに良いも悪いもない」あれこれ考えるのではなく、イメージの通りに体を動かす。それが池田のスイングの形だ。だからこそ練習場でもスイングをあれこれいじることはせず、その日の調子を確認する程度。「平らな練習場の良いライで細かくやっても結局コースでは出来ないから。コースでは条件が変わるわけだから、それに対応する打ち方を編み出したほうが俺はいいと思う」あくまで実戦の中で磨かれていく即戦力の打ち方を信じて自分のゴルフスタイルを作り上げてきた。
スイングをいじるということにこだわりを持たない池田だが、生命線である感覚を磨くための鍛錬は欠かさない。オフの時間があるときに祖父のパーシモンのクラブを持ち出して打つのも、シビアな感覚を呼び戻す重要な作業だ。そうして磨かれてきたゴルフの調子は今ピークに近いところまで持ってこれた。「いけると思う。今の状態なら」自分の感じるままに、1打1打を積み重ね優勝を狙う。