「今平選手は絶対にイーグル狙いでくるし、実際にイーグルを奪うはず。自分が勝つためには、イーグルを獲るしかないと思いました」
予想どおり2打目を先に打った今平はピン手前4mにつける。それでも黄の視界にはピンしか見えなかった。ピンまで残り188ヤード。6番アイアンで放ったボールはピン左2mへ。昨年のパー5での2オン率第1位(16.67パーセント)はダテじゃないところを見せる。
しかし、まだ安心はできなかった。先に今平がイーグルパットを決めたからだ。2mとはいえ、スライスの難しいライン。少しでも強めに打てば、ボールはカップの左をすり抜ける。ラインを正確に読み切ったうえでタッチを合わせて、初めて沈めることができるラインだ。
「なぜかこのパットのときだけ、ラインがはっきりと見えたんです。あとは自分の読みを信じて打つだけでした」
チャンスを逃してもあきらめずに我慢し続けたご褒美かもしれない。カップの中にボールが消えたことを確認すると、右手でガッツポーズをつくったジュンゴン。4年ぶりのツアー4勝目に思わず笑顔がこぼれる。
「何度も優勝のチャンスがありながら敗れてきましたからね。特に今年の日本プロで石川遼選手にプレーオフで敗れたことはショックでした。自分自身、勝負弱さを感じていただけに、今回も敗れたらトラウマになったかもしれません(笑)」
予想どおり2打目を先に打った今平はピン手前4mにつける。それでも黄の視界にはピンしか見えなかった。ピンまで残り188ヤード。6番アイアンで放ったボールはピン左2mへ。昨年のパー5での2オン率第1位(16.67パーセント)はダテじゃないところを見せる。
しかし、まだ安心はできなかった。先に今平がイーグルパットを決めたからだ。2mとはいえ、スライスの難しいライン。少しでも強めに打てば、ボールはカップの左をすり抜ける。ラインを正確に読み切ったうえでタッチを合わせて、初めて沈めることができるラインだ。
「なぜかこのパットのときだけ、ラインがはっきりと見えたんです。あとは自分の読みを信じて打つだけでした」
チャンスを逃してもあきらめずに我慢し続けたご褒美かもしれない。カップの中にボールが消えたことを確認すると、右手でガッツポーズをつくったジュンゴン。4年ぶりのツアー4勝目に思わず笑顔がこぼれる。
「何度も優勝のチャンスがありながら敗れてきましたからね。特に今年の日本プロで石川遼選手にプレーオフで敗れたことはショックでした。自分自身、勝負弱さを感じていただけに、今回も敗れたらトラウマになったかもしれません(笑)」