<HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP 事前情報◇6日◇PGMゴルフリゾート沖縄(沖縄)◇7226ヤード・パー71>
男子ツアーもいよいよ終盤。今週は沖縄に舞台を移し、「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」が開催される。ここまでの大会を踏まえ、次戦に活躍が期待できる選手を佐藤信人がピックアップ。ツアー9勝を誇り、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の広報担当理事を務める佐藤が挙げた注目選手は?
3会長がそろいぶみ!?超豪華なプロアマ【写真】
■沖縄独特の風と芝 インとアウトでガラリと表情を変えるコース
36ホールを所有するPGMゴルフリゾート沖縄。昨年と同じく「ブーゲンビレア」がアウトコース、「デイゴコース」がインコースとして使われる。沖縄と言えば、やはり特徴的なのが硬くしまるバミューダ芝のグリーンと強い風。「海沿いの風は強くて重い。球が低くてスピンが少ないほうが風の影響を受けにくい。風に負けないしっかりしたショットをすることが大切です」。
ただでさえ強い海風だが、昨年大会ではインコースとアウトコースで表情を変える風に選手たちは悩まされた。昨年6位タイ発進を決めたスンス・ハン(韓国)は、「インコースとアウトコースで、同じ風の強さでも全く違う。インコースは海からの風が吹き抜けるようなホールが多いから強く感じる」と語ったように、ホールごとの難易度を見るとインコースに高難度のホールが集中。対パー(平均ストローク数 − ホールの基準ストローク数)で見てみると、アウトが-0.832、インが+0.631と約1.4打の差が生まれていた。海風に対応する順応力とショット力が求められる。
■地元出身のショットメーカーが有望株!
そこで名前が挙がったのが、地元沖縄出身の比嘉一貴。「比嘉選手は持ち球が低めで、芯でヒットするショットメーカーで風に強いタイプ。今年風が強い試合といえばトップ杯東海クラシックと、日本オープンですが、比嘉選手はどちらもトップ5に入っています」。昨年大会では9位タイに入って、自身初の賞金シード獲得に大きく前進した比嘉。「去年のこの大会で3週連続トップ10に入ってチャンスを手に入れた、比嘉選手にとってゲンのいい大会。地元出身でコンディションにも慣れていますし、今年も活躍が期待できると思います」。
■“強風覇者”、歴代チャンプ2人も気合十分
加えて、昨年覇者のショーン・ノリス(南アフリカ)と17年覇者のチャン・キム(米国)も本コースとの相性がよさそうだ。パワーヒッターの2人だが、キムは今季日本オープンで優勝、ノリスはトップ杯東海クラシックで優勝と“強風大会”を制している。さらに相性のよさだけでなく、来年の「マスターズ」出場がかかる年末の世界ランク50位内に向けても気合が入る勝負所。「ノリス選手は昨年大会を98位で迎えて、優勝して76位に上がった。そこからランキングを上げるためにかなり試合を入れて50位内を目指していました。キム選手も一時は500位くらいまで下がっていたのが、今週71位にまで上がっている。ここから残りの試合に向けて、モチベーションになっていると思います」。今季優勝者などに出場が限られる最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を含め、男子ツアーも残り5試合。それぞれの思いをかけて、ここからさらにヒートアップしていきそうだ。
男子ツアーもいよいよ終盤。今週は沖縄に舞台を移し、「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」が開催される。ここまでの大会を踏まえ、次戦に活躍が期待できる選手を佐藤信人がピックアップ。ツアー9勝を誇り、日本ゴルフツアー機構(JGTO)の広報担当理事を務める佐藤が挙げた注目選手は?
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■沖縄独特の風と芝 インとアウトでガラリと表情を変えるコース
36ホールを所有するPGMゴルフリゾート沖縄。昨年と同じく「ブーゲンビレア」がアウトコース、「デイゴコース」がインコースとして使われる。沖縄と言えば、やはり特徴的なのが硬くしまるバミューダ芝のグリーンと強い風。「海沿いの風は強くて重い。球が低くてスピンが少ないほうが風の影響を受けにくい。風に負けないしっかりしたショットをすることが大切です」。
ただでさえ強い海風だが、昨年大会ではインコースとアウトコースで表情を変える風に選手たちは悩まされた。昨年6位タイ発進を決めたスンス・ハン(韓国)は、「インコースとアウトコースで、同じ風の強さでも全く違う。インコースは海からの風が吹き抜けるようなホールが多いから強く感じる」と語ったように、ホールごとの難易度を見るとインコースに高難度のホールが集中。対パー(平均ストローク数 − ホールの基準ストローク数)で見てみると、アウトが-0.832、インが+0.631と約1.4打の差が生まれていた。海風に対応する順応力とショット力が求められる。
■地元出身のショットメーカーが有望株!
そこで名前が挙がったのが、地元沖縄出身の比嘉一貴。「比嘉選手は持ち球が低めで、芯でヒットするショットメーカーで風に強いタイプ。今年風が強い試合といえばトップ杯東海クラシックと、日本オープンですが、比嘉選手はどちらもトップ5に入っています」。昨年大会では9位タイに入って、自身初の賞金シード獲得に大きく前進した比嘉。「去年のこの大会で3週連続トップ10に入ってチャンスを手に入れた、比嘉選手にとってゲンのいい大会。地元出身でコンディションにも慣れていますし、今年も活躍が期待できると思います」。
■“強風覇者”、歴代チャンプ2人も気合十分
加えて、昨年覇者のショーン・ノリス(南アフリカ)と17年覇者のチャン・キム(米国)も本コースとの相性がよさそうだ。パワーヒッターの2人だが、キムは今季日本オープンで優勝、ノリスはトップ杯東海クラシックで優勝と“強風大会”を制している。さらに相性のよさだけでなく、来年の「マスターズ」出場がかかる年末の世界ランク50位内に向けても気合が入る勝負所。「ノリス選手は昨年大会を98位で迎えて、優勝して76位に上がった。そこからランキングを上げるためにかなり試合を入れて50位内を目指していました。キム選手も一時は500位くらいまで下がっていたのが、今週71位にまで上がっている。ここから残りの試合に向けて、モチベーションになっていると思います」。今季優勝者などに出場が限られる最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を含め、男子ツアーも残り5試合。それぞれの思いをかけて、ここからさらにヒートアップしていきそうだ。