今シーズン最多となる3勝を挙げた石川遼。何度か優勝争いに絡みながらも未勝利で終わった昨年から、一番変わった部分はどこか。
去年の開幕戦では、こんな素振りもやっていました【写真】
年間を通しての平均飛距離は、昨年に比べて12ヤード近くアップ。今季最終戦の「日本シリーズJTカップ」では、課題としてきたドライバーでフェアウェイキープ率1位に立った。今季はシーズン序盤に腰のケガのためツアーを離脱していたが、そこからトレーニングを重点的に行って体作りを強化。昨年との写真を見比べても違いが見て取れるほどになったが、最終戦を終えてドライバーについて以下のように語っていた。
石川が理想のスイングと話すのは、タイガー・ウッズの2000年から2002年のスイング。「体の軸がきれいな丸を描いているイメージ」と話すが、「腰が悪くなってから、インパクトの時に前傾姿勢を保てなくなっている。腰の痛みに悩んでいなかった2009年くらいまでの時は、アドレスの時に前傾姿勢が崩れていなかった。そこが早く回転できるから、軸がしっかりしていた」。
年間4勝を挙げて賞金王に輝いた09年は、平均飛距離が292.37ヤード(9位)、フェアウェイキープ率は47.95%(87位)。このときのトータルドライビングは96の36位タイ。平均パット数は変わらずツアー1位に立っていたが、当時や昨年と比べても、ドライバーの巧さは現在の方が好成績をたたき出している。
今季優勝した大会の数字を見ても、ドライバーに関するスタッツは当然だが軒並み好成績。「前傾姿勢を保ったまま体を回転させようとすると腰に負担はありますけど、再現性+飛距離が生まれる。自分としては、そこを意識して今週やりました。今までは話にすらなっていないゴルフでやってきていたので、自分としては話ができるように、身体を作っています」。世界の舞台で勝つことを目標に掲げる中、大きな一歩を踏み出した1シーズンとなった。
■以下、スタッツまとめ ※()はランキング、★は優勝大会
【2009年シーズン】
メルセデス・ベンツ トータルポイント:150(1)
平均パット:1.7235(1)
パーオン率:65.21(24)
バーディ率:4.42 (1)5
ドライビングディスタンス:292.37(9)
フェアウェイキープ率:47.95(87)
トータルドライビング:96(36T)
去年の開幕戦では、こんな素振りもやっていました【写真】
年間を通しての平均飛距離は、昨年に比べて12ヤード近くアップ。今季最終戦の「日本シリーズJTカップ」では、課題としてきたドライバーでフェアウェイキープ率1位に立った。今季はシーズン序盤に腰のケガのためツアーを離脱していたが、そこからトレーニングを重点的に行って体作りを強化。昨年との写真を見比べても違いが見て取れるほどになったが、最終戦を終えてドライバーについて以下のように語っていた。
石川が理想のスイングと話すのは、タイガー・ウッズの2000年から2002年のスイング。「体の軸がきれいな丸を描いているイメージ」と話すが、「腰が悪くなってから、インパクトの時に前傾姿勢を保てなくなっている。腰の痛みに悩んでいなかった2009年くらいまでの時は、アドレスの時に前傾姿勢が崩れていなかった。そこが早く回転できるから、軸がしっかりしていた」。
年間4勝を挙げて賞金王に輝いた09年は、平均飛距離が292.37ヤード(9位)、フェアウェイキープ率は47.95%(87位)。このときのトータルドライビングは96の36位タイ。平均パット数は変わらずツアー1位に立っていたが、当時や昨年と比べても、ドライバーの巧さは現在の方が好成績をたたき出している。
今季優勝した大会の数字を見ても、ドライバーに関するスタッツは当然だが軒並み好成績。「前傾姿勢を保ったまま体を回転させようとすると腰に負担はありますけど、再現性+飛距離が生まれる。自分としては、そこを意識して今週やりました。今までは話にすらなっていないゴルフでやってきていたので、自分としては話ができるように、身体を作っています」。世界の舞台で勝つことを目標に掲げる中、大きな一歩を踏み出した1シーズンとなった。
■以下、スタッツまとめ ※()はランキング、★は優勝大会
【2009年シーズン】
メルセデス・ベンツ トータルポイント:150(1)
平均パット:1.7235(1)
パーオン率:65.21(24)
バーディ率:4.42 (1)5
ドライビングディスタンス:292.37(9)
フェアウェイキープ率:47.95(87)
トータルドライビング:96(36T)