トーナメント会場にいる関係者のなかで、一番近くでプロゴルファーのプレーを見ているのがプロキャディ。そして唯一ラウンド中にプロにアドバイスを送れる存在でもある。そんなプロキャディだからこそ、我々アマチュアゴルファーのスコアアップにつながる“アドバイス”を知っているのではないか。今回は、昨年12月に石川遼のシーズン3勝目を支えた佐藤賢和キャディ。
■苦手を消してポジティブに プロアマ共通事項がスコアアップにつながる
片山晋呉、石川遼、上田桃子、有村智恵、イ・ボミ(韓国)、テレサ・ルー(台湾)といった、超一流選手のバッグを担いできた佐藤キャディ。東北福祉大ゴルフ部出身で同期には宮里優作、岩田寛のトッププロに加え、同じキャディの道に進み、長く松山英樹のエースキャディを務めた進藤大典氏も。佐藤キャディも最初はツアープロを目指したが、現在は黒子の存在として選手を支えている。そんなトップ選手を見てきて思うことは、危機管理が徹底していることだという。
スコアなど気にせず、ただひたすらドライバーで飛ばしたいと思うのもゴルフの楽しみ方の一つだが、ほとんどのゴルファーはスコアアップを目指しているはず。「私のアドバイスで『100を切ることができた』などということが難しいのは承知の上で申し上げますが、一つ大事なのは、リスクマネジメントだと思います」と佐藤キャディ。
簡単にいえば、「自分の苦手分野、例えば池越えが苦手、ティショットのOBが多いなど、ウィークポイントを明らかにしておくことです。ドライバーを抜くことがあってもいいでしょうし、とにかく自分の力量以上のことをしないことではないでしょうか」。上原彩子は飛距離が出なくとも米ツアーでも通用するが、「上原プロはマネジメントが徹底しているからこその選手。上田プロもそうですし、あとはやっぱり片山プロ。とにかく言った通りに打つ技術があるので、失敗したときはこちらの言ったことが間違っていたということです」。あらためてマネジメントを見直すことが大事だということだ。
そんな佐藤キャディは、コースマネジメントについてプロと話すときに注意する点があるという。「プロはネガティブワードを嫌う傾向があるので、私がプロに話すときは『ここがダメ、あそこがダメ』ではなく、『あそこがいいんじゃないですか?』という言い方をするようにしています」。苦手分野を把握して、それを消し、ポジティブな発想でコースに向かう。プロアマ問わず、危険回避策がスコアアップにつながる。
■苦手を消してポジティブに プロアマ共通事項がスコアアップにつながる
片山晋呉、石川遼、上田桃子、有村智恵、イ・ボミ(韓国)、テレサ・ルー(台湾)といった、超一流選手のバッグを担いできた佐藤キャディ。東北福祉大ゴルフ部出身で同期には宮里優作、岩田寛のトッププロに加え、同じキャディの道に進み、長く松山英樹のエースキャディを務めた進藤大典氏も。佐藤キャディも最初はツアープロを目指したが、現在は黒子の存在として選手を支えている。そんなトップ選手を見てきて思うことは、危機管理が徹底していることだという。
スコアなど気にせず、ただひたすらドライバーで飛ばしたいと思うのもゴルフの楽しみ方の一つだが、ほとんどのゴルファーはスコアアップを目指しているはず。「私のアドバイスで『100を切ることができた』などということが難しいのは承知の上で申し上げますが、一つ大事なのは、リスクマネジメントだと思います」と佐藤キャディ。
簡単にいえば、「自分の苦手分野、例えば池越えが苦手、ティショットのOBが多いなど、ウィークポイントを明らかにしておくことです。ドライバーを抜くことがあってもいいでしょうし、とにかく自分の力量以上のことをしないことではないでしょうか」。上原彩子は飛距離が出なくとも米ツアーでも通用するが、「上原プロはマネジメントが徹底しているからこその選手。上田プロもそうですし、あとはやっぱり片山プロ。とにかく言った通りに打つ技術があるので、失敗したときはこちらの言ったことが間違っていたということです」。あらためてマネジメントを見直すことが大事だということだ。
そんな佐藤キャディは、コースマネジメントについてプロと話すときに注意する点があるという。「プロはネガティブワードを嫌う傾向があるので、私がプロに話すときは『ここがダメ、あそこがダメ』ではなく、『あそこがいいんじゃないですか?』という言い方をするようにしています」。苦手分野を把握して、それを消し、ポジティブな発想でコースに向かう。プロアマ問わず、危険回避策がスコアアップにつながる。