イップスを克服した現在も、ドライバーはやさしい『JGR』を使用する。契約するブリヂストンの担当者も「うちで契約している男子プロのほとんどが『TOUR B XD-3』を使用する中、やさしい『JGR』をずっと気に入って手放さないのは関藤くんくらいです」と話す。

今後の目標については「日本とアジアの両ツアーで優勝すること。将来的には海外（米国）でプレーしたいという気持ちがありますし、憧れの舞台がマスターズなので、少しでも近づけるように頑張りたいです」と真っすぐに答えた。

政府による入国規制で外国人のシード選手が出場できず、多くの若手に出場機会が訪れた今大会。16歳でプロ転向して28歳になった石川遼でさえ、大会中は「僕も知らない若い子がけっこういます」と言っていた。ツアー外競技とはいえ、この優勝で多くのトップ選手が関藤の顔と名前を覚えたに違いない。

【関藤直熙の優勝ギア】
1W：ブリヂストン　TOUR B JGR プロト　9.5度　Tour AD IZ-7（X）
3W：ブリヂストン　TOUR B XD-F　15度　Tour AD IZ-7（X）
5W：ブリヂストン　TOUR B XD-F　18度　Tour AD IZ-8（X）
3I：ブリヂストン　TOUR B X-Hi　20度　Tour AD DI HYBRID 105（X）
4I〜PW：ブリヂストン　TOUR B X-CB　PROJECT X（6.0）
52度、58度：ブリヂストン　TOUR B XW-F　PROJECT X（6.0）
PT：オデッセイ O-WORKS TOUR R-BALL S RED
Ball：ブリヂストン　TOUR B X コーポレートカラー