＜日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills　3日目＞◇4日◇宍戸ヒルズカントリークラブ(7,317ヤード・パー71)

　国内男子メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」は3日目の競技を終了。初日“75”と出遅れた薗田峻輔が、この日3つスコアを伸ばしトータルイーブンパーにカムバック。9位タイで最終日に挑む。

悩める遼、パット重症で予選落ち

　「調子悪くてどうしようかと思っていた」開幕前から生命線であるドライバーが安定しない。その調子の悪さを表すように初日は1番、2番と連続ボギー発進。さらに5番でボギー、7番ではダブルボギーを叩きあっという間に5オーバー。しかし、スコアが悪すぎたことでいい意味で吹っ切れた。

　「何かラウンド中に変えてみようと考えて。それがたまたまハマった」ブレていたドライバーショットは「当てるだけで良い」安定性を重視したスイングに切り替えると、6オーバーで迎えた14番、15番と連続バーディ。難しい上がり3ホールもきっちりパーで切り抜け初日で手ごたえをつかんだ。

　そして、尻上がりに調子を上げてきたこの日は2番でバーディを奪うと、6番パー5でもバーディ奪取。10番でボギーを叩いたものの13番、15番とバーディを奪い返しムービングデーに60台を叩き出して見せた。「(首位とは4打差)ちょっとは可能性があるなと思ってスタートできますね。今日のようなゴルフが出来れば」と不敵に語る22歳。メジャータイトルの可能性は十分に残っている。