<日本オープンゴルフ選手権 事前情報◇14日◇紫カントリークラブ すみれコース(千葉県)>
世界一のアマチュアとして脚光を浴びてきた金谷拓実(東北福祉大4年)が、「日本オープン」でいよいよプロデビュー戦を迎える。
最新! 中島啓太のドライバースイング【連続写真】
開幕を翌日に控え、会場では日本人として初めて獲得した世界アマチュアナンバーワンの称号、「マーク・マコーマックメダル」の授与式が行われた。メダルを受け取る金谷に、少し離れて拍手を送っていたのが中島啓太(日本体育大学2年)だ。
金谷とともにナショナルチームの一員として世界を転戦。2018年にはアジア大会のゴルフ競技で個人・団体戦ともに金メダルを獲得、本大会へは予選会を突破して4度目の参戦を果たすなど、活躍が期待される若手のひとりだ。金谷が優勝した18年の「アジア・パシフィックアマチュア選手権」では、優勝争いの末に2位タイと惜敗も味わった。
ひとあし先にプロ入りを果たした金谷を心から祝福する一方で、「ずっと遠征も一緒に行っていましたし、金谷さんの背中を見てやってきたので、少し寂しい気もします」というのが正直なところ。しかし、「日本人初というのはインパクトが残るし、自分もなにか“初”で成し遂げたい」と、より一層決意は固まった。
コロナ禍で大学の試合は軒並み中止。アジアアマをはじめ、全米アマ、全英アマなどアマチュアとしての大きな大会も開催されていない。大学の部活がようやく再開したのは9月からで、モチベーションを保つのが難しい環境の中でも、ナショナルチームでのオンラインレッスンや仲間とのやりとり、ウェイトトレーニングを通じて日々準備を進めてきた。
そのぶん、数少ない1試合にかける思いは強い。加えて、本大会開幕前に発表された金谷のプロ転向。「自分もプロになりたい気持ちが強くなりました。優勝を目標にやりたいです」と、目指す道はよりいっそうはっきりと見えた。先を行く金谷に祝福を贈りながら、“いずれ自分も”という強い思いはゆるがない。(文・谷口愛純)
世界一のアマチュアとして脚光を浴びてきた金谷拓実(東北福祉大4年)が、「日本オープン」でいよいよプロデビュー戦を迎える。
最新! 中島啓太のドライバースイング【連続写真】
開幕を翌日に控え、会場では日本人として初めて獲得した世界アマチュアナンバーワンの称号、「マーク・マコーマックメダル」の授与式が行われた。メダルを受け取る金谷に、少し離れて拍手を送っていたのが中島啓太(日本体育大学2年)だ。
金谷とともにナショナルチームの一員として世界を転戦。2018年にはアジア大会のゴルフ競技で個人・団体戦ともに金メダルを獲得、本大会へは予選会を突破して4度目の参戦を果たすなど、活躍が期待される若手のひとりだ。金谷が優勝した18年の「アジア・パシフィックアマチュア選手権」では、優勝争いの末に2位タイと惜敗も味わった。
ひとあし先にプロ入りを果たした金谷を心から祝福する一方で、「ずっと遠征も一緒に行っていましたし、金谷さんの背中を見てやってきたので、少し寂しい気もします」というのが正直なところ。しかし、「日本人初というのはインパクトが残るし、自分もなにか“初”で成し遂げたい」と、より一層決意は固まった。
コロナ禍で大学の試合は軒並み中止。アジアアマをはじめ、全米アマ、全英アマなどアマチュアとしての大きな大会も開催されていない。大学の部活がようやく再開したのは9月からで、モチベーションを保つのが難しい環境の中でも、ナショナルチームでのオンラインレッスンや仲間とのやりとり、ウェイトトレーニングを通じて日々準備を進めてきた。
そのぶん、数少ない1試合にかける思いは強い。加えて、本大会開幕前に発表された金谷のプロ転向。「自分もプロになりたい気持ちが強くなりました。優勝を目標にやりたいです」と、目指す道はよりいっそうはっきりと見えた。先を行く金谷に祝福を贈りながら、“いずれ自分も”という強い思いはゆるがない。(文・谷口愛純)