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熱かったツアー初の大学生同士のプレーオフ 新しい記録が生まれ、ジャンボの記録は途絶えた【記者の目】

熱かったツアー初の大学生同士のプレーオフ 新しい記録が生まれ、ジャンボの記録は途絶えた【記者の目】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2020年11月24日 15時08分

今年の「ダンロップフェニックス」は歴史に残る名勝負だったと思う。主役はプロ転向から3試合目でプロ初優勝を挙げた22歳の金谷拓実。そして3日目と最終日、プレーオフの4ホールと、40ホールにもおよぶ金谷とのつば競り合いを繰り広げた21歳の石坂友宏が大会を大いに盛り上げた。あまりの熱い戦いに、フェニックスCCでは季節外れのセミが鳴いていたほどだ。

優勝した金谷拓実のキャディバッグの中身は?【写真】

47年の長い大会の歴史のなかで、「ダンロップフェニックス」でプロ初優勝を挙げた選手はいない。金谷が初めてで、石坂が勝ったとしても初めてだった。それを象徴するかのようにトム・ワトソン(米国)、セベ・バレステロス(スペイン)、尾崎将司、タイガー・ウッズ(米国)、松山英樹、そして昨年は今平周吾と、時代を彩るプレーヤーたちが歴代優勝者として名を刻んでいる。

その背景として、出場枠が狭いこともある。例年なら海外から招待選手が訪れ、シードを持たない若い選手は出場することすら叶わない。石坂にとっても本来なら出場できない大会だったが、コロナ禍で外国人シード選手が不在だったことで、急遽出場のチャンスが巡ってきた。

そんなことも重なり、1999年の日本ゴルフツアー機構の発足後以降初めて、“大学生同士”及び“ルーキーイヤー同士”でのプレーオフが実現。国内男子ツアーには確実に新しい風が吹き始めている。

72ホール目の18番パー5を振り返ってみると、金谷、石坂、大槻智春の最終組全員が3打目を打ち終えた時点では、金谷が優勝する確率がかなり高かった。金谷だけがパーオンしていて、石坂の4打目はニアサイドのバンカーで、しかも目玉だったからだ。大槻はバーディならずで2人に追いつけず。金谷はバーディこそ逃したがパーは確実の状況。手に汗握る展開のなかで、石坂はこの難しいバンカーショットを見事1メートル寄せてパーセーブ、プレーオフに突入した。

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