＜関西オープンゴルフ選手権　3日目◇20日◇小野ゴルフ倶楽部(6,929ヤード・パー71)＞

　兵庫県にある小野ゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権」の3日目。単独首位でスタートしたネベン・ベーシック（オーストラリア）が、この日は大乱調でスコアを6つ落とし5位タイに後退。代わりに2位からスタートしたチョ・ミンギュ（韓国）がトータル12アンダーで首位に。2打差の2位には白佳和がつけた。

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　トータル6アンダー4位タイからスタートした白は、1番でボギーを叩くがその後前半でスコアを2つ伸ばして折り返す。後半もボギーを先行させるが16番で3メートル、17番で5メートル、18番で4メートルのバーディパットをねじ込み終盤3連続バーディを奪取。スコアを4つ伸ばしてトータル10アンダーとし2位に浮上した。

　「厳しいセッティングの中、よく我慢できた」と自分のゴルフを評価した白。パットの調子もいいが、ティショットも好調で、この大会でのフェアウェイキープ率は64.29％で1位。そしてこの暑さのおかげで、日本ゴルフツアー選手権で痛めた背中も調子が良いという。

　明日の最終日、心がけるのは「明るく、楽しく、上を向いてラウンドをする」こと。それというのも白は「いいところでネガティブになってしまう」悪い癖があるからだ。そんな白に昨年からよく行動を共にしているJ・チョイ（米国）が送ったアドバイスが「なんで球を打つとき以外もそんなに暗くなっているの？ 打つときの20秒だけ集中すればいいんだよ」。明るいキャラクターで知られるチョイからのアドバイスに「打つとき以外はキャディとしゃべったりして楽しく回るようにした」という。