＜関西オープンゴルフ選手権　最終日◇21日◇小野ゴルフ倶楽部(6,929ヤード・パー71)＞

　韓国の新鋭がまた一人日本ツアーを制した。兵庫県にある小野ゴルフ倶楽部を舞台に開催された、国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権」の最終日。単独首位でスタートしたチョ・ミンギュ（韓国）が、スコアを2つ伸ばしてトータル14アンダーで逃げ切り、嬉しい初優勝を挙げた。

チョ・ミンギュ、単独首位で最終日へ【3日目】　

　チョは前半で4つのバーディを奪い後続を突き放すと、後半で3つスコアを落とすもリードを保ち、16番パー5では残り約230ヤードのセカンドショットをグリーンに乗せ、楽々バーディを奪取。勝利をつかんだ。

　「今年の目標が優勝。思ったより早く達成できて嬉しい。喜びでいっぱいです」と初優勝の喜びを語ったチョ。18番グリーンで優勝を決めた瞬間には「QTで予選落ちなど苦労した」ことを思い出し涙を見せた。今年の6月には韓国の後輩、黄重坤(ハン・ジュンゴン)が「〜全英への道〜 ミズノオープン」で優勝。「祝ってあげる気持ちもあったけど、自分も早く勝たないといけないと思った」と後輩から受けた刺激が、この優勝につながったようだ。

　「ミズノオープン」を制したハン、「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」を制したJ・B・パク、「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」で優勝した金庚泰(キム・キョンテ)につづき韓国勢は今季4勝目。昨年の女子ツアーのように、このまま男子でも韓国旋風が続くのか。