―高校1年の後期からナショナルチーム入り。ジョーンズ氏から学んだことは？
「志の高い気持ちの持ち方や、試合への姿勢、気持ちの持っていきかたです。チームのことを考えたスポーツマンシップなど、いろいろなことを学びました」

―高校3年の18年には、アジア大会で個人・団体ともに優勝。高校卒業後にプロ転向せずに大学進学を選んだ理由は？
「ナショナルチームで内容の濃い活動ができるのに、プロになってしまうのはもったいない気持ちでした。海外の試合が経験できる。全米アマや全英アマ、アジアの試合などにも出てみたいと思いました」

―将来、どんなプロ選手になりたいですか？
「スポーツ選手としての最大の目標は、世界中の人から応援されながらプレーすること。そのためには準備をして、結果を出すことが必要です。どこにも当てはまらないで、どんなふうになっていくのか、僕も楽しみです」

■中島啓太（なかじま・けいた）
2000年6月24日生まれ、埼玉県出身。日本体育大学2年。7歳からゴルフを始め、代々木高校1年の後期からナショナルチームのメンバー入り。18年の「アジア・パシフィックアマチュア選手権」では金谷拓実との優勝争いのすえ2位タイ、同年の「オーストラリアンアマ」、「アジア競技大会」で優勝を挙げる。20年は国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」で3位に入るなど活躍。昨年11月には世界アマチュアランキング1位に立った。