就任してすぐ、畑岡選手や金谷選手もチームにいたので観察していた。当時、日本の選手にとっては挑戦的な課題をぶつけていくので、慣れていなかったと思う。とくに金谷選手は同年に17歳で「日本アマ」に勝って、そのまま「ノムラカップアジア太平洋アマチュアゴルフチーム選手権」に出場して活躍。かなり私の話を疑っていたと思う(笑)。それでも、同時期に畑岡選手が私のアドバイスを全て吸収して活躍する姿を見て、徐々にドアが開いてきた流れがあった」
■インポジション・コンセプト
「また、チームの哲学として導入しているのが『インポジション・コンセプト』(※後述)。これはコースへの戦略の準備への考え方で、カップが切られる位置から逆算して、ティショットの置き場所から戦略的に考えていくもの。成功している選手の大半はこのコンセプトを実行しており、コースに対して非常に詳細な情報を集めて、戦略に落とし込む能力に長けている。より活躍する選手ほど、細かな情報を活用している」
※インポジション・コンセプト…コース戦略を立てる際の概念。パッティングの際、カップに対して入る確率の高い上りの真っすぐのラインのことを『ゼロライン』といい、このゼロラインにつけやすい場所のことを『インポジション』という。ナショナルチームの選手たちは、コースメモにゼロライン、インポジションのほか、グリーンの傾斜を水平器で測って細かく書き込んでいく
■インポジション・コンセプト
「また、チームの哲学として導入しているのが『インポジション・コンセプト』(※後述)。これはコースへの戦略の準備への考え方で、カップが切られる位置から逆算して、ティショットの置き場所から戦略的に考えていくもの。成功している選手の大半はこのコンセプトを実行しており、コースに対して非常に詳細な情報を集めて、戦略に落とし込む能力に長けている。より活躍する選手ほど、細かな情報を活用している」
※インポジション・コンセプト…コース戦略を立てる際の概念。パッティングの際、カップに対して入る確率の高い上りの真っすぐのラインのことを『ゼロライン』といい、このゼロラインにつけやすい場所のことを『インポジション』という。ナショナルチームの選手たちは、コースメモにゼロライン、インポジションのほか、グリーンの傾斜を水平器で測って細かく書き込んでいく