■日本に足りないのは、『短いクラブのオプション』と『コースのバリエーション』
「女子で言えば、畑岡選手が海外で成功している選手のひとり。彼女は技術と同じく、体を鍛えることに注力している。全員に同じ方法が通用するとは思わないが、シーズンを通して、力やスピードを維持して、ケガをしない体作りは重要だ。
あとは、コース選びも重要。芝のタイプや刈りかたのバリエーションがあるところでツアーを行うことで、技術の引き出しが増える。スコットランドやオーストラリアでは、グリーン周りが少し硬く、転がり落ちてしまうような所もある。アンジュレーションが強いなら周りにラフが必要だし、シンプルなグリーンなら周りを短く刈り込んで、ボールが落ちやすい設定もいいと思う。バリエーションのあるセッティングは、想像力や技術の成長につながる。
技術の引き出しという部分では、クラブ選択もそう。大半の選手が58、52度、PWを基本として入れているが、ウェッジの種類は多く持ってほしいと伝えている。女子の選手によく見られるのが、長いクラブに、ハイブリッドやフェアウェイウッドのオプションが多いセッティング。58度は高い球を打つにはいいが、ある環境下では、ウェッジの先端が突き刺さってバウンスを使えない。
短いクラブの中でも、ロフトやバウンスに様々な工夫をつけたクラブを持っておくことで、海外のトリッキーな環境にも対応できる。クラブの選択肢を増やすことは重要だ」
「女子で言えば、畑岡選手が海外で成功している選手のひとり。彼女は技術と同じく、体を鍛えることに注力している。全員に同じ方法が通用するとは思わないが、シーズンを通して、力やスピードを維持して、ケガをしない体作りは重要だ。
あとは、コース選びも重要。芝のタイプや刈りかたのバリエーションがあるところでツアーを行うことで、技術の引き出しが増える。スコットランドやオーストラリアでは、グリーン周りが少し硬く、転がり落ちてしまうような所もある。アンジュレーションが強いなら周りにラフが必要だし、シンプルなグリーンなら周りを短く刈り込んで、ボールが落ちやすい設定もいいと思う。バリエーションのあるセッティングは、想像力や技術の成長につながる。
技術の引き出しという部分では、クラブ選択もそう。大半の選手が58、52度、PWを基本として入れているが、ウェッジの種類は多く持ってほしいと伝えている。女子の選手によく見られるのが、長いクラブに、ハイブリッドやフェアウェイウッドのオプションが多いセッティング。58度は高い球を打つにはいいが、ある環境下では、ウェッジの先端が突き刺さってバウンスを使えない。
短いクラブの中でも、ロフトやバウンスに様々な工夫をつけたクラブを持っておくことで、海外のトリッキーな環境にも対応できる。クラブの選択肢を増やすことは重要だ」