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ウェッジの巨匠が“アプローチ下手”にアドバイス 「ショットとはテクニックが違う」

ウェッジの巨匠が“アプローチ下手”にアドバイス 「ショットとはテクニックが違う」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年3月14日 19時56分

ウェッジの巨匠、クリーブランドが黒田カントリークラブさんにウェッジの使い方を指導
ウェッジの巨匠、クリーブランドが黒田カントリークラブさんにウェッジの使い方を指導 (撮影:福田文平)
14日、世界的なウェッジの巨匠で、キャロウェイゴルフのウェッジデザイナーを務めるロジャー・クリーブランドが、JAPAN GOLF FAIR 2021に来場。ゴルフ好きのタレント、黒田カントリークラブさんとともにキャロウェイゴルフのオンライン生配信に出演した。

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クリーブランドといえば、現在の主流であるティアドロップ型ウェッジの原型、『ツアーアクションシリーズ』を世に送り出した名匠。クリーブランドゴルフ社の創業者でもある。大学時代は奨学金をもらえるレベルのゴルファーだったが、グリーンに乗らずアプローチも苦手だったクリーブランドは、「寄せられないなら自分に合ったウェッジを作ればいい」と、ウェッジを削り、デザインの勉強を始めた。それがこの世界に入ったきっかけだという。

世界各国のツアーを回り、フィル・ミケルソン(米国)や石川遼といったトッププロにウェッジのアドバイスをする一方で、ここ数年はアマチュア向けにウェッジのクリニックを開催。初心者やアベレージゴルファーの悩みも十分に理解している。そんな流れで、『恋もゴルフもアプローチが苦手』がキャッチフレーズの黒田カントリークラブさんに、アプローチのレッスンを行った。

黒田カントリークラブさんの30ヤードの素振りを数回見ると、「テークバックでリーディングエッジがスイングプレーンに直角になっています。もうちょっと開いてください」とアドバイス。ショットではスイングプレーンに対してリーディングエッジを直角に使うのがセオリーだが、それでは閉じすぎ。テークバックでは二の腕をローテーションして、リーディンエッジを開くことによってロフトが寝る。結果としてウェッジのソールから地面に入れやすくなるのだ。

ダウンスイングからインパクトにもポイントがある。「ビッグスイング(ショット)はハンドファーストにインパクトするので、右肩が少し下がります。でもウェッジの場合は、インパクトで右肩を下げるとリーディングエッジから地面に入るので、ダフってしまう。そうならないように、ダウンスイングではリリースを早め、正面から見てシャフトが垂直になるようにインパクトを迎えてください。そうすればウェッジのソールを活かせます」。

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