＜東建ホームメイトカップ 事前情報◇14日◇東建多度カントリークラブ・名古屋（三重県）◇7081ヤード・パー71＞

国内男子ツアー2021年初戦を前に、多くの選手が前週の松山英樹の快挙達成に刺激を受けている。同世代の石川遼も「すごいなと言う気持ちと、やる感じはあった」と、歴史的瞬間を振り返った。

松山英樹、PGAツアーでのベストショット集【動画】

日本人初のマスターズ優勝に感動を覚えた一方、改めて感じたのは自分の強みを最大限に生かす方法。「“彼にできるなら自分にもできる”という表現がありますが、英樹にできて自分にできないこともあると思う。一人一人タイプが違うし、できること、できないところがあってそれを補ってスコアを作るのがゴルフの面白いところ。すごく刺激を受けました」と語った。

今年は米ツアー参戦で隔離期間を挟んだため、十分な練習量とは言えないが、トレーニングやスイング改造などは継続してきた。「たいしたことはやっていないです」と言いながらも、周囲が驚くほどウェイトアップ。ウェアも2サイズ分作り替え、ドライバーと3番ウッドも久々に変更。昨年からの更なるパワーアップも期待できそうだ。

「自分なりの方法でアプローチしていくこと。冷静に自分を分析しながら、伸ばしていくことに徹していくことだと思う。焦らずに継続することが一番の近道になるかもしれない」と、再び米ツアーで戦うことを目指して調整を重ねていく。