15番パー4でようやく1.5メートルを沈めての初バーディ。息を吹き返したかに見えたが、17番パー5のティショットを右の池に入れて、優勝の目はほぼ消えた。昨年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」では最終日最終18番のティイングエリアまでトップに立ちながら、最後の最後にイーグルを奪った香妻陣一朗に優勝をさらわれた。そして今大会もチャンスをものにできず悔しい敗戦となった。
「きょう優勝したかった。そこを目指していた。次の優勝争いのときには勝てるように頑張りたい。次は大差で勝てるようにしたい」。自分に言い聞かせるように木下はコースを後にした。(文・下村耕平)
「きょう優勝したかった。そこを目指していた。次の優勝争いのときには勝てるように頑張りたい。次は大差で勝てるようにしたい」。自分に言い聞かせるように木下はコースを後にした。(文・下村耕平)