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金谷拓実の冷静な判断力と勝負強さ 「17番は前のホールと違う風が吹いていた」

金谷拓実の冷静な判断力と勝負強さ 「17番は前のホールと違う風が吹いていた」

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年4月18日 17時42分

そこから16番までは金谷も中島もパーを並べ、木下が15番で1.5メートルにつけるショットで1つ取り戻す。17番パー5のティイングエリアに立った時点では、金谷がトータル10アンダー、中島がトータル9アンダー、木下がトータル8アンダーとなっていた。17番はイーグルも期待できるホール。その3人のティショットが勝負の分かれ目となった。

木下のドライバーショットは右の池の方向へ。続く中島のドライバーショットも右へ流されていった。3人目に打つ金谷は2人のショットを冷静に見ていた。「前のホールとは違う風が吹いていて、2人とも良いショットを打ったと思うけど、風が思った方向と違っていて池に入ったと思った。自分はそれを見ていいショットを打てた」。16番までの風ならフォローだが、17番では左からの風が入って右へ流れると判断。金谷だけがドライバーでフェアウェイど真ん中を打ち抜いた。

結局、金谷は2打目でグリーンサイドまで運び、アプローチを1.5メートルに寄せてバーディ。池の手前にドロップして打った中島は、何とかパーで優勝に希望をつなぐも金谷とは2打差に。一方の木下は、2.5メートルのパーパットを外して完全に優勝争いから脱落した。もし金谷が最初にティショットを打っていたら、「自分も池に入っていたかも」という。

優勝会見で語った「みんな優勝したいと思うので、そのなかで強い気持ちを持って、冷静な判断もしなきゃいけない。どれだけスマートにプレーできるか意識していた」という言葉が、17番のティショットに凝縮されていた。

最終18番ホールは金谷がボギーで中島がバーディならプレーオフという状況。ともにパーオンし、先に中島にバーディパットを決められたが、ここでも「中島選手は打つ前から入るだろうなと思っていたので、自分がちゃんと2パットで終われるように考えていました」と冷静に2パットで沈め、優勝を決めた。

これで優勝賞金1950万円を加えて、今季の獲得賞金は5589万5000円となり、賞金ランキングトップに躍り出た。「賞金王にもなりたいですが、世界ランキングトップ50に入ればいろんな試合に出られる。それも目指しています」と金谷の目はすでに世界にも向いている。「全米プロは世界ランキング100位に入れば出られるはずなので、そこに向けて頑張ろうと思います」。次は5月のメジャー出場を狙う。(文・下村耕平)

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