そこで吉田氏はフェースの使い方を改善。「ヘッドが自分のわかる位置に下ろせるようにヘッドのポジションを変えました。本人は慣れてないので違和感だらけだと思いますが、ドライバーは良くなった」と吉田氏。それをきっかけに上井は吉田氏と契約。月曜日にも会場から車で50分くらいの距離にある吉田氏のスタジオでレッスンを受けていた。
ドローヒッターの上井だが、なぜフェードを打とうとしているのか。「上井プロのように開いて閉じて打っていた人は、ドローをイメージすると返す動きが入って悪くなりやすい。フェードを打たせても上井プロはそんなにフェードしないんです。ちょっとつかまってソフトドローか真っすぐ。イメージはフェードでちょうどいいんです」と吉田氏は説明する。
テークバックでシャットに上げるのにもちゃんと意味がある。「スイングの始めでフェースが開いてズレないようにです。開くと右に行きそうで返したくなる。テークバックでつかまえる状態を作ると、安心感があって手で返さなくなる」。“フェード”と”シャット”の意識で上井のドライバーにはもうあの頃の面影はない。曲がらないだけでなく飛距離も伸びて、「今では弾道計測器のトラックマンでキャリー300ヤードを超えていきます」と吉田氏も太鼓判を押す。
決勝ラウンドの目標を聞かれた上井は「やっぱり優勝争いしたいというのはあるし、あんまりそこも意識しすぎるとあれなので、課題をやって優勝争いに絡めれば最高ですね」と久しぶりに訪れたチャンスを楽しむつもりだ。(文・下村耕平)
ドローヒッターの上井だが、なぜフェードを打とうとしているのか。「上井プロのように開いて閉じて打っていた人は、ドローをイメージすると返す動きが入って悪くなりやすい。フェードを打たせても上井プロはそんなにフェードしないんです。ちょっとつかまってソフトドローか真っすぐ。イメージはフェードでちょうどいいんです」と吉田氏は説明する。
テークバックでシャットに上げるのにもちゃんと意味がある。「スイングの始めでフェースが開いてズレないようにです。開くと右に行きそうで返したくなる。テークバックでつかまえる状態を作ると、安心感があって手で返さなくなる」。“フェード”と”シャット”の意識で上井のドライバーにはもうあの頃の面影はない。曲がらないだけでなく飛距離も伸びて、「今では弾道計測器のトラックマンでキャリー300ヤードを超えていきます」と吉田氏も太鼓判を押す。
決勝ラウンドの目標を聞かれた上井は「やっぱり優勝争いしたいというのはあるし、あんまりそこも意識しすぎるとあれなので、課題をやって優勝争いに絡めれば最高ですね」と久しぶりに訪れたチャンスを楽しむつもりだ。(文・下村耕平)