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金谷拓実ってどんな選手? 同組の横田真一は「天才系ではないからメチャメチャ上手くなる」

金谷拓実ってどんな選手? 同組の横田真一は「天才系ではないからメチャメチャ上手くなる」

配信日時:2021年4月24日 17時30分

では横田が感じた金谷の強さはどこにあるのか? 「ものすごい練習をしている人特有の思い切りの良さがある。『どういうふうに体を動かそう』ではなくて、『こういう球を打とう』としか考えてない。脳と体のセンサーがすごくシンプルなんだろうな。長嶋茂雄さんと一緒でスッときたらパンッ。だから打つのが早いし、決めるのも早い。それにはやっぱりかなりの練習量に裏付けされた自信がないといけない。自信満々だから別に考える必要がない」と横田は分析する。

世界のトップ選手でアプローチ下手はほぼいない。金谷の将来を横田はどう見たのか?「アプローチは打ち方が雑に見えたんだけど、言い方を変えれば、あんまり細かいところまで考えないっていうか、良い意味でシンプル。悪い意味でいうとバリエーションが少ない。松山英樹選手も最初の頃はアプローチがあんまりだった。そう考えると、これからメチャメチャ上手くなる可能性がある」と予測する。

金谷が16番で3パットしたときにも、横田は金谷の強さを見たという。「木を見上げてすごく悔しそうで、熱い魂を持っているなと思った。熱男!だね。熱い男じゃないと絶対に上位に行けない世界だと思うから、ゴルフ界の熱男だね。しかも性格が男らしくて潔い」とプレーだけでなく人間性にまで惚れ込んだ様子だ。

そんな金谷の姿に、横田はジャンボ尾崎や片山晋呉を重ねる。「僕みたいな器用でいろいろやる人間は選手寿命が短い。だけど、超一流になるにはジャンボさんみたいな“鈍感力”が必要。金谷君はそれを持っている気がする。シンゴなんかも不器用で天才系ではないから選手寿命が長いよね」。

最後に横田は「金谷拓実という“株”が売っていたらけっこうな額を買うね。アプローチに磨きがかかったら、きっと恐ろしいことになると思う」と金谷に大きな期待を寄せた。

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